吉江オススメ!
君のためなら千回でも ㊤㊦
- 12月20日 up
- カーレド・ホッセイニ
- 早川epi文庫
- 693円(税込)
(ワタクシ、文庫担当ではないのですが早川文庫担当の遊佐のOKをもらったので紹介します! 何らかの事情で祖国を離れ移住先の国の言語で物語を創り上げている作家(移民作家と呼ばれているそうですがワタクシ、 この名称はすきではないです。)たちの活躍が目立っています。 ジュンパ・ラヒリやアゴタ・クリストフ、カズオ・イシグロなど、みなさんもお馴染みでしょう。 この本の著者であるホッセイニもアフガニスタンからアメリカに亡命という経歴の持ち主です。
地球上にはあらゆる民族、宗教、風俗、習慣が存在していて国によってこうも違うのか!と 驚くことが山ほど。でもそれらを超越して尊いものは、やはり愛でしょう。そしてそれが一番難しいもの ということも事実です。
アミールは親友のハッサンに対して酷い裏切り行為を犯します。20年近く経っても絶対に 忘れることはできない心の傷と共にアミールの旅が始まります。悲しい、かわいそう・・・そんな言葉では到底表現 しし尽くせない根深い世情や状況、こころの機微が交錯するなか、無償の愛とは、人を許すこととは 何なのかが鮮明に浮かび上がってきます。読み終わったあともすべてが吹っ切れた!報われた!とは 感じられませんが人間は多かれ少なかれ、こういう想いを抱えていきているのではないでしょうか。
原題の「The Kite Runner」(カイト・ランナー)を頭の隅っこにおいて読んでみてください。 映画化もされ来年2月に公開です。映画もとても良いできですが原作の感動は3倍!を保障します。 1年のゆく年の締めくくりにも、くる年の幕開けにもふさわしい1冊☆(ん~、上下だから2冊だね。)









