|
「本のひろば《2010年8月号で教文館が紹介されました!
お近くのキリスト教書店(1) 教文館(東京都中央区)
日本のキリスト教伝道と文化の拠点
土戸 清 (日本基督教団大森めぐみ教会牧師)
「巨帯都市《をメガロポリスという。東京は数個の大都市をつなぐ核を成す。大都市の日常は喧噪と潤いを欠くことから「砂漠《にたとえられる。東京の中心である銀座四丁目の教文館ビルの三階に「教文館キリスト教書部《がある。砂漠の中で清澄な水が湧き、樹木を繁茂させ、人々を休息させ、命の水を与えるのが「オアシス《である。銀座の教文館は多くの人々の信仰と学問と霊性の涵養に貢献する「都会のオアシス《である。それゆえ、銀座に行くたびに訪れる。静謐さを求めて。
日本一の繁華街のしかも超一等地に宗教的静謐さを有する書店が存在する。現代の驚き(サプライズ)の一つである。なによりもすごいのは、この書店は、プロテスタント最大の教文館出版の全書籍と、キリスト教良書を刊行している小規模出版社の刊行書まで、全ての書籍を一覧できる書棚を備えており、さらに、一般出版社の良質のキリスト教書も、公平に揃えている見事さである。信仰的にも学問的にも信頼と安心のできる書店であり、わが国の文書伝道の一大拠点である。日本の伝道する教会を支え励まし続けているのである。
北米の大都市ボストンの繁華街の大書店を訪れ、聖書学と神学書関係の新刊書を数冊購入した際、読書のための椅子を備えたコーナーを利用した。一種の静寂さのもとでの読書という至福の想いであった。こういう書店が日本にもあればと思った。二つの大学院で研鑽中の娘夫婦を訪ねた十五年前のことである。
それと同類の書店が銀座に出現したのである。東京に出張してきた各地の牧師(司牧者)の方々と時折、教文館のその読書コーナーで出会う。嬉しいことである。
「本のひろば《2010年8月号より転載
|