kanaida
現在、ナルニアホールで原画展(斎藤惇夫著『哲夫の春休み』)を開催中の金井田英津子さんは、作品世界のイメージをより深める絵が印象的な画家さんで、大人の本の装丁や挿画をいくつも手がけられています。中でも明治の文豪・夏目漱石や萩原朔太郎などの作品をビジュアル化した一連の作品は、文と絵が一体となって何とも不可思議な独特の世界を作り出し、大変魅力的な美しい本です。これらは以前パロル舎から出版されていてパロル舎の倒産と共に絶版となってしまいましたが、現在長崎出版から順次再版されつつあります。その中で、まだ再版されていない2作品を、著者の金井田さんからこのフェアに合わせて特別にお預かりしました。夏目漱石『夢十夜』と、内田百聞『冥土』です。『夢十夜』は2月20日に、『冥土』も春には長崎出版から復刊となるそうですので、いずれも出版されるまでの期間限定販売となっています。パロル舎版は紙にも非常にこだわった作りをしているので造本は大変美しく、貴重なことこの上なし!冊数も限定ですので、ご希望の方はお早めにご来店・ご注文くださいませ。