写真家の大竹英洋さんは北アメリカのノースウッズ(カナダ国境付近から北極圏にかけて広がる湖水地方)をフィールドにして、野生動物や人びとの暮らしを撮り続けています。これまでに福音館書店からいくつかの写真絵本を出版されていますが、この度素敵なエッセイ集が出版されました。「ナショナルジオグラフィック日本版」のウェブサイトに連載されたものが1冊の本にまとめられた『そして、ぼくは旅に出た。~はじまりの森 ノースウッズ』(あすなろ書房/1900円+税)です。
都会育ちの一人の青年が、なぜ北米の森をフィールドに選んだのか、ライフワークとして一生をかけて取り組もうと決意したのか。大竹さんの心の軌跡と様々な出会いを綴った大変魅力的なエッセイです。
日常の慌しい生活に追われている私たちは、ノースウッズの森の中に身を置くことはできません(そんな長い休暇も取れないし…)。大竹さんのエッセイはそんな私たちに「この日常だけが世界ではない」ことを教えてくれます。ぜひご一読ください!そして、6月25日(日)には、ナルニア国に大竹英洋さんをお招きして、この本の刊行記念トークを行います。詳しくは決まり次第ホームページでご案内いたしますので、どうぞご期待ください!