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松岡享子さんの岩波新書『子どもと本』の中にも取り上げられていた、エリーズ・ボールディングの『子どもが孤独(ひとり)でいる時間(とき)』(こぐま社/1200円+税)が、久しぶりの復刊となりました。わずか100ページ足らずの小さな本ですが、ここに書かれていることは一度読んだだけでは充分に受け止めきれないほど大きい―そんな気がします。
私たちは孤独を恐れるあまり、自分の周りを人・物・事で埋め尽くそうとしてしまいがちです。でも、独りでいる時にその人の内面に起こっている目に見えない“大切な何か”に気づくことができれば、私たちは自分の人生をより豊かなものにできるのではないかと思いました。子どもだけではなく、大人にとっても「孤独でいる時間」は必要です。もう一度この本を、たくさんの方に手に取っていただきたいと思います。

『子どもが孤独でいる時間』エリーズ・ボールディング著/松岡享子訳/こぐま社 1200円+税
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