O-56-8

1・2階 和書部のイベント・フェア情報がわかる!

 “こちわしょ”11月号を発行しました。

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今月のラインアップ

 

 

食の文庫勢ぞろい「食は教文館に在り」フェア
Merry!Merry!Merry!「クリスマス」フェア
「2018年カレンダー
「今月の1冊」

*もっと情報満載の“こちわしょ”を店頭でも配布してます。ご来店の際には是非ご覧ください。

 

~食の文庫勢ぞろい~
「食は教文館に在り」フェア     11/1(水)~  二階

 

 

食べ物にまつわる文庫を盛りだくさん集めました。
邱永漢・檀一雄・吉田健一・北大路魯山人ばかりじゃない!
グルメな随筆から、レシピ、昔の味、食べ歩き、
酒のあれこれ、スイーツ、食文化、ついには食文学にいたるまで、
読むだけで満腹になりそうな文庫の数々。

和がいいか、洋にするか。
天下一品の味な文庫をお選びください。

   
「Merry!Merry!Merry!クリスマス」フェア 11/3(金)~  二階

 

クリスマスシーズン到来です!
今年は1階の表から2階の中央の平台、
そして2階の奥にもクリスマスコーナーを展開します。

それぞれの売り場でプレゼントに最適な商品を展示致します。

大切なあの人に素敵な1冊を選んで下さい。

 

 

 

「2018年カレンダー」 販売中!  2階

 

今年も定番商品から新作まで。
新しいカレンダーが勢ぞろいしました。
かわいい動物から癒される風景、またキャラクターもの。
来年を彩る素敵なカレンダーを見つけてください。

 

「今月の1冊」

 

『ウエストウイング

津村記久子

朝日文庫 

本体900円+税

 

津村記久子の小説を読むと、元気がでる、のはなぜか。それを説明するのは難しい・・・です。

本作の舞台は雑居ビル、駅ターミナルからは近いがアクセスは不便で流行らない、ビル自体は古くガタがきて、ビルの東棟は解体され、残った西棟(=ウエストウイング)の日常が、そこに集う人たちの行動を通して描かれてゆく。主役は3人、会社員2人(男性、女性)、小学生1人(少年)、この3人はビルの中に共通の秘密の場所(心の避難場所でもある)をもっていて、しかし知り合いではなく、その秘密の場所で自分以外の痕跡からお互いの存在を知り、時々伝言を残す、それに返事する、でも相手は特定できない。と、なんだかありきたりな物語にも思えるのだが、津村記久子の造形(と言っても文章で)にかかると、

人物や空間の日常が生き生きとして魅力的になる。その世界にひたれる。特に、登場人物の人間性には感銘をうけるのだが、登場人物たちは様々だが、決して(いわゆる)成功者ではない、しかしそのことに怯まないし、気持ちの底辺に強さをもっている。キリっとしていてユーモアを忘れない文章が、それをさらに際立たせる。結局こういう小説が読めれば、それでイイのだ!と思わせてくれるスゴイ作品、そしてスゴイ作家なのである。

 

                       ツダのオススメ