- 期日: 2019年7月1日(月)~
2019年7月31日(水)まで
主催: 教文館
1・2階 和書部のイベント・フェア情報がわかる!
今月のラインアップ
⇒「夏の文庫」フェア
⇒「岩波ブックレット1000号突破記念&岩波ジュニア新書40周年記念」フェア
⇒「第161回芥川賞・直木賞の候補作」
⇒「今月の1冊」
*もっと情報満載の“こちわしょ”を店頭でも配布してます。ご来店の際には是非ご覧ください。
「夏の文庫」フェア 7/4(木)~ 中二階
書店の夏といえば、新潮文庫、角川文庫、集英社文庫の名作がズラリと並ぶ文庫フェア。
名作であればあるほど、読みはじめようとすると
高い壁をかんじて読む機会を逸し続けているものです。
店頭でその本を手にとった時が、
読みはじめの最大のチャンスです。
また、夏の読書は気持ちがいいです。
読了後、ふうと息をつきながら、外の景色をながめる、
今読んでいた本の世界がいつも以上に
自分の胸に沁みこんでくる、そんな感じがします。
ともあれ、夏の読書を充実させることにご利用ください。
「岩波ブックレット1000号突破記念
&岩波ジュニア新書40周年記念」フェア 7/2(火)~ 二階
時事問題や平和・環境まで、薄く安くやさしく解説する岩波ブックレット。
手塚治虫・加藤周一・網野善彦・住井すゑの書いた息の長いものから、
最近のプラスチック汚染や水道民営化まで揃えました。
また、まもなく900点を突破するジュニア新書は、
最終ページで「自分の将来を見限ったりしないでほしい」と書かれてるように、
「生きることの本当の意味」を問うべく創刊された、
世代を超えて読み継がれる学びのキホンシリーズです。
今回は大人の読者も読んで面白くために本を選びました。
茨木のり子・小田島雄志・林望も書いていたなんて知っていました?
今回は「キホンノキホン」というガイドブックもございます。
ぜひ選書にご利用ください。
「第161回芥川賞・直木賞の候補作が発表!」
~芥川龍之介賞~
☆今村夏子 「むらさきのスカートの女」 (小説トリッパー春号)
☆高山羽根子(はねこ)「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(すばる5月号)
☆古市憲寿 「百の夜は跳ねて」 (新潮6月号)
☆古川真人 「ラッコの家」 (文学界1月号)
☆李琴峰(りことみ) 「五つ数えれば三日月が」 (文学界6月号)
~直木三十五賞~
★朝倉かすみ 「平場の月」 (光文社)
★大島真寿美 「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」 (文藝春秋)
★窪美澄 「トリニティ」 (新潮社)
★澤田瞳子 「落花」 (中央公論新社)
★原田マハ 「美しき愚かものたちのタブロー」 (文藝春秋)
★柚木麻子 「マジカルグランマ」 (朝日新聞出版)
*選考会は7/17(水)です
書店で働いていると毎日たくさんの本と出会う。
読んだことのない本ばかりだと思う。
そして読んでよかったと思う本に出会うとうれしい。
この本はそういう一冊だった。
原民喜
幼い頃から家庭内同人誌をつくり、学校では彼の声を聞いたことがある人はほぼおらず、
姉からもらった聖書を生涯愛読する。妻の死、原爆被災。自分に与えられた使命は何か?
「もし妻と死別れたら、一年間だけ生き残ろう、悲しい美しい一冊の詩集を書き残すために」
言葉によって日々を見つめ、また自分を見つめなおすことに真摯に向かう人だった。
書かざるをえなかった一生の詩を教文館に来る方たちにぜひ読んでほしい。
モリサワのオススメ