読書は知的な遊びである、とするならば、
工作舎の本は、つねに我々の好奇心を刺激してやまない玩具である。
また、読書は一人でするものであり、孤独な行為である。いわば一人遊びである。
それを「暗い」というならば、工作舎の本を手に取る人は、
その暗さを、よろこんで引き受けるであろう。
そして、本という物体そのものが、オブジェとしての美しさを放っている、
となればなおさら、遊ぶ楽しさが増すというものである。
工作舎の本は、その楽しみを約束してくれるのである。
2/21(火)まで。2Fにて開催中。