みんなぁ、あたしのこと、もうわかりすぎるくらいわかってるわよね。
ポール・スタンレーの顔がでっかくプリントされてるTシャツが
ご自慢のノンフィクちゃんことおぢーの相棒、小都(おづ)ふく編集長です。
(あたしはどっちかっていうとエース・フューレイのほうが好みなんだけどね。)
ええっとぉ、バッカンスの前にまたひとつ仕事しちゃったんでお知らせします。
(いやもう、すっかり働き者!)
「本の雑誌9月・残暑スタコラ号」に『猫が読み聞かせたい本』っていうテーマで、
おぢー(小都一郎)が書いてるの。
コレは「猫に」じゃなくて「猫が」っていうところがミソ!
もうおわかりかと思うけど、この「猫」はあたしなの。
フリーダム編集者の(しかしフリーダムって「ブレイブ・ハート」以来久しぶりに
聞いたことばよね)おぢーに
「あたしたち猫が人間に、これ読めばあ?
ちょっとは猫の深さがわかるかもよ、理解できればだけどね」
っていう本をあたしが指南して(やって)る内容なの。
本の選択って結構気を遣うもんなのよね、ほら、あたしくらいのレベルになると、
この程度でいいかなぁ、って思うものでも人間にはわかりませ~んての、あるぢゃない?
スタインベック、ボードレールをはじめ数冊、鋭い洞察力であたしが推した本たちを、
おぢーがわかりやす~く書いてくれたーーーっ。(まあ、おぢーのレベルってことよね)
最近のお気に入り「はじめてのみゃ~」に没頭するあたしの写真も載ってるから、見てね。
今月の本の雑誌は、(まあ、あたしがすんごく目立っちゃってるけど)
犬に読み聞かせたい本ってのもあるし、各企業の社史の特集、
恒例おじさん3人組は川崎図書館に行くし、書店員さんが本屋特集の雑誌を
読み比べていたり、相変わらず、内容濃いわ!
やるわね、本雑ってば。
ああああぁ~、それにしても編集長復帰以来、がーーーーって働いちゃったワ。
バッカンスのための荷造りもボチボチおぢーにやらせてるんだけど、
まあ、パッキングの下手なこと!
あたしはなるべく少ない荷物で、の主義なんだけど、
おぢーはやたら何でも持って行きたがるヒト。
おぢーってあらゆるジャンルに精通してるわりには旅慣れていないから、
こ~ゆ~のは無理っぽい。
あ、おぢー、本雑は忘れずに入れておいて!旅先でゆっくり読むからーーーっ。
あたしがお勧めした本を、みなさんも避暑地に持って行って優雅に読んでみてね!
じゃねー、ごきげんよう!
ちょっと疲れたから、おぢーのお布団に横になってい~い?
(げっ、このお布団、干してないっぽい・・・、ちょっとぉーーー、おぢー?!)
<ふく編集長が(人に)読み聞かせたい本>
『ハツカネズミと人間』スタインベック・新潮文庫
『悪の華』 ボードレール・新潮文庫
『はじめてのみゃ~』有峰書店新社
(考察補足に) 『アルジャーノンに花束を』 ハヤカワ文庫
「本の雑誌9月・残暑スタコラ号 」本の雑誌社 税込み680円