以前、自由が丘のミシマ社さんにお邪魔した際、ミシマ社すてき女子・林さんが会社までの道のりを案内してくださったんですが「ここのお弁当はと~ってもおいしいんですよ」と教えてくださったお店が<白山米店>。(残念なことにその日はお休みでした)
あまりのおいしさに林さんは白山米店の壽松木衣映(すずき・きぬえ)お母さんにお願いし、レシピがミシマ社の公式HPに連載されることになり、たくさんたまったそれらがこのたびめでたく1冊の本になりました、「自由が丘3丁目 白山米店のやさしいごはん」です!
春夏秋冬に分けられたレシピ本文はお嬢さんの苗実(なみ)さんの手書き文字でそれがとってもあったかい。ちっちゃいイラストもカワイイ。文字を見てるだけでああ、おいしそう!って思っちゃうんです。そして、これぞ正真正銘の<毎日のおかず at home>な献立、写真を見ているだけで、おなか減ったよゥ、誰か作ってくれ(あくまでも人頼み)と叫びだしちゃうくらい。森本千絵さんのアートな仕事も光ります。
途中ところどころに挟まれている、使い込んだお道具や柱のキズ、古布のパッチワークなぬいぐるみ、使い込んだ銀のスプーンなどのページは壽松木家の想い出がぎゅうっと詰まっていて人様のお茶の間を垣間見たよう。孤独なわたしは「誰か・・・、誰かマッチを買って下さい・・・」と雪のちらつく街を彷徨い、どこぞの家の温かい光景を窓の外からのぞくマッチ売りだ。(本当はマッチ売ってないし両親健在だがな!)
すんごくラブリーな様子が本からも伝わってくる衣映さん&苗実さんがご来店!
お2人ともむちゃくちゃカワイイ!本にも載っているエコタわしとチョコチップクッキーいただいちゃいましたぁ~。ハッピー☆感謝&恐縮です。
早速<初かつお新玉ネギたっぷり野菜のせ香味たれ>と<鶏つくねとおくらのスープ>を作ってみましたよーーー、激しくおいしかったです!《ほうれん草と緑色のゴム手袋を一緒に茹でた女》(ワタクシ)が作ったとは自分でも思えないくらいの出来。(レシピどおりに作ったんだからそりゃそうだろう) おう、これなら自信を持ってマイラブ☆カズオ・イシグロさまにふるまえるぜ!! Let go London!社長、長いお休みもらっていいですか?
「自由が丘3丁目 白山米店のやさしいごはん」(ミシマ社)白山米店おかあさん著
(税込1680円)