短編小説はみじかい。だから読むのに時間はかからない。10分20分30分もあれば、一編を読み終えられる。なかには超がつく短編もあるから、数分で・・・ものによっては数秒で読める。かような手軽さ気軽さが短編小説の良いところのひとつであるが、手軽であり気軽であることは、けっして軽薄であることを意味しない。百年を経ても色あせない名作短編の数々には、みじかくても・・・いや、みじかいからこそ、そこに光り輝く人生の真実がある―――その魅力を、ぜひご堪能ください。
2階にて。1/31まで開催。