『チェックメイト・キング・ツー、こちらホワイトロック、どぞー。
チェックメイト・キング・ツー、応答願います!
こちら、ホワイトロック、チェックメイト・キング・ツー・・・、こちら・・・。
・・・ぶつっ、がーが-が-・・・、ピーピーピー、・・・。』
(いつの時代の通信システム・・・?)
・・・というわけで、特命秘密任務のため、
戦線(実は店頭)離脱し地下組織に潜入。
捜査中に思わぬ重症を負い、
白い巨塔ぢゃないナイスなほすぴた~るで、財前教授ぢゃないイカシたドクターに
ゴッドハンドなおぺれ~しょんをしてもらっちゃって、「故人」にならずに生還!
いやぁ~、よかった、ほんと!!「ぽくぽくち~ん」寸前で踏みとどまりましたーーーっ!
・・・というわけで、和書部、総務部をはじめ、4階のウィリアム王子(仮名)、
出版社のみなさま、顧客のみなさま、よっふぃ&じゅっふぃ、お友達たち、
挙句の果ては作家さんにまで激しくご迷惑をおかけし、ご心配いただき、
このたび4か月ぶりに銀座再上陸、戦線(実は店頭)復帰を果たした次第です。
たくさんのお手紙とかカードとかカワイイものとかおいしいものとか温かいものとかありがとう!
リハビリ中に、ミシマ社のすてき女子・林さんが送ってくださった原稿にも
かなり励まされましたよ!
戦線(実は店頭)に戻ったらすでに発売になっていました。
「毛のない生活」
角川書店、幻冬舎の編集者として大活躍、バリバリと仕事をこなしてきた
山口ミルコさんのガン闘病記です。
仕事を辞めた直後にガンが見つかった時のショック、やりきれない想い、闘病・・・。
悲しみや苦しみをまっすぐに見つめつつ、自分の弱さを力に変えていく山口さんの姿。
「毛」とは髪の毛であると同時に山口さんの生活を守ってきた全てだった。それを失った時・・・。
「神様は、見ている」
というラストの言葉は、なにを表し、なにを秘めているのだろう。
発病前の山口さんを、抗がん剤で毛が抜けてしまった山口さんを支えた周囲のヒトビトを、
そして、これからの山口さんを
「神様は、見ている」のでしょうね。
「毛のない生活 」山口ミルコ ミシマ社・税込1575円