2012年4月15日~4月22日入荷分

■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 5点

『ねむねむくんとねむねむさん』のら書店
『ピアノはっぴょうかい』ブロンズ新社
『イッツ・ア・スモールワールド みんなとなりどうし』講談社
『セロ弾きのゴーシュ』講談社
『明日もいっしょにおきようね』草思社

♪ フィクション ♪ 11点

『きみの声がききたいよ!』文研出版
『だれも知らない犬たちのおはなし』あすなろ書房
『お父さん、牛になる』福音館書店
『ジュディ・モード、世界をまわる!』小峰書店
『渡辺洋二の島・ふとんかいすいよく』あかね書房
『お菓子の本の旅』講談社
『いつか蝶になる日まで』偕成社
『花実の咲くまで』小峰書店
『海辺の宝もの』あすなろ書房
『あたたかい水の出るところ』光文社
『リアル・ファッション』小学館

♪ ノンフィクション ♪ 23点

『しごとば 東京スカイツリー』ブロンズ新社
『人体 永遠のふしぎ!』玉川大学出版部
『ふしぎ? おどろき? 科学のお話4年生』ポプラ社
『放射線と放射能を学ぼう』新日本出版社
『放射能からいのちを守るために』新日本出版社
『平和をねがう「原爆の図」 丸木位里・俊夫妻』銀の鈴社
『なぜカツラは大きくなったのか? 髪型の歴史えほん』あすなろ書房
『ドラえもん科学ワールド 光と音の不思議』小学館
『なぜねこは幸せに見えるの?』講談社
『新版 死の川とたたかう イタイイタイ病を追って』偕成社
『ふしぎ? おどろき? 科学のお話5年生』ポプラ社
『ふしぎ? おどろき? 科学のお話6年生』ポプラ社
『3・11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』岩波書店
『人類の歴史を変えた8つのできごと1 言語・宗教・農耕・お金編』岩波書店
『100のモノが語る世界の歴史1 文明の誕生』筑摩書房
『死をみつめて』あすなろ書房
『はじける知恵』あすなろ書房
『潮風の下で』岩波書店
『若い読者のための世界史(上) 原始から現代まで』中央公論新社
『若い読者のための世界史(下) 原始から現代まで』中央公論新社
『ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか』講談社
『おいで、一緒に行こう』文藝春秋
『モールで作ろう』マガジンランド

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 1点

『ラピス・ラズリ版 ギルガメシュ王の物語』ぷねうま舎

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『ねむねむくんとねむねむさん』 片山 令子(文)片山 健(絵) のら書店
1300 円 12/04発行
→あまりに冬が寒かったので、くまの子ときつねの子はお互いの名前も忘れてし
まいました。やがて少しずつ温かくなる空の下でふたりは少しずついろんなこ
とを思い出します…。

『ピアノはっぴょうかい』 みやこし あきこ(文・絵) ブロンズ新社
1300 円 12/04発行
→今日はももちゃんのピアノの発表会。ステージの袖でドキドキしながら待って
いると、「大丈夫大丈夫」と小さな声が足元から聞こえます…。

『イッツ・ア・スモールワールド みんなとなりどうし』 ジョーイ・チョウ
(絵) 講談社 1600 円 12/04発行(ディズニー物語絵本)
→メアリ・ブレアの後継アーティストとして評価されている作家による作品。
日本語詩:アーサー・ビナード

=小学校低学年以上=

『セロ弾きのゴーシュ』 宮沢 賢治(文)藤城 清治(絵) 講談社 2286 円 
12/04発行
→藤城清治による影絵さし絵。表記は現代かなづかい、現代送りがな。

=小学校中学年以上=

『明日もいっしょにおきようね』 穴澤 賢(文)竹脇 麻衣(絵) 草思社
1200 円 12/04発行
→保健所に収容された顔の大きな猫。“でかお”と名付けられたその猫をノリコ
さんは何とか救おうとする。引き取る決心をして保健所に行くが、でかおはす
でに注射を打たれていた。ところが…。

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校中学年以上=

『きみの声がききたいよ!』 ルイス・サッカー(文)むかい ながまさ(絵)
はら るい(訳) 文研出版 1200 円 12/04発行(文研ブックランド)
→マーヴィンは、クラスメートのケイシーに何でも願いごとが叶う水晶を見せら
れる。ふたりで願いごとをしていたが、ある日口論となり、マーヴィンは思わ
ず「ケイシーがだまりますように」と言ってしまう…。

『だれも知らない犬たちのおはなし』 エミリー・ロッダ(文)山西 ゲンイチ
(絵)さくま ゆみこ(訳) あすなろ書房 1400 円 12/04発行
→ドラン通りに住む6匹の仲間たち。彼らはペット(飼い主)たちが出かけると
、バーニーの家の前庭に集まります。平凡な彼らの日常ですが、時に珍事件が
起こることもあります…。

『お父さん、牛になる』 晴居 彗星(文)ささめや ゆき(絵) 福音館書店
1300 円 12/04発行(福音館創作童話シリーズ)
→朝起きたらお父さんが牛になっていた。お母さんもお姉ちゃんもぼくも、ボー
ゼンとするばかり。でもエサはやらなくちゃいけないし、会社の人も訪ねてく
るし、もう大変! 著者デビュー作。

『ジュディ・モード、世界をまわる!』 メーガン・マクドナルド(文)ピーター
・レイノルズ(絵)宮坂 宏美(訳) 小峰書店 1400 円 12/04発行
(ジュディ・モードとなかまたち7)
→ジュディたちがお昼を食べていると、記者の格好をしたエイミーが現れました
。ジュディと同じ「モード」という名前。敵視していたジュディでしたが、い
つしか仲良くなり、ロッキーとは疎遠に…。

『渡辺洋二の島・ふとんかいすいよく』 山下 明生(文)渡辺 洋二(絵)
あかね書房 1300 円 12/03発行(山下明生・童話の島じま)
→表題作のほか、「はまべのいす」「なづけにいちゃん」「メロンのメロディー
」「どろんこロン」を収録。

=小学校高学年以上=

『お菓子の本の旅』 小手鞠 るい(文) 講談社 1400 円 12/04発行
→遥は、中1の夏休みアメリカにホームステイする。馴染めない日々の中、届い
た荷物の中にあった「お菓子の本」。本にあったレシピのケーキを作った遥と
「おかしの本」の旅が始まる…。

『いつか蝶になる日まで』 小森 香折(文) 偕成社 1200 円 12/05発行
→美可、マサ、百合絵、紅子、レンを中心にめぐる中学生たちの揺れる日常を描
く短編連作。

『花実の咲くまで』 堀口 順子(文)みずうち さとみ(絵) 小峰書店
1400 円 12/04発行
→落語家のじいちゃんに弟子入りすることだけを望んでいた新太郎は、じいちゃ
んが死んで絶望していた。そこへひょっこりじいちゃんが現れて…。

『海辺の宝もの』 ヘレン・ブッシュ(文)佐竹 美保(絵)鳥見 真生(訳)
あすなろ書房 1500 円 12/04発行
→89年ぬぷん児童図書出版刊『海辺のたから』の新訳。学校も友だちも嫌いなメ
アリーが好きなのは、海辺で「変わり石」を集めることだった。世界初の女性
化石採集者メアリー・アニングの物語。

=中学以上=

『あたたかい水の出るところ』 木地 雅映子(文) 光文社 1500 円 
12/04発行
→高3の大島柚子(ゆず)は、銭湯が大好きなおっとり系の女の子。ひとつ上の
姉と妹がいるが、母は妹に偏愛し家庭は崩壊しかかっている。ある日、ゆずが
銭湯に行く一人の青年に出会う…。

『リアル・ファッション』 ソフィア・ベネット(文)西本 かおる(訳)
小学館 1500 円 12/04発行(SUPPER!YA)
→ファッションに関心のあるノニー、ハリウッド映画デビューをしたジェニー、
国連職員を夢見るエディ。三人の少女たちは、ある日天才的デザイナーの資質
を持つ少女クロウに出会う…。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『しごとば 東京スカイツリー』 鈴木 のりたけ(文・絵) ブロンズ新社
1800 円 12/04発行
→「しごとば」シリーズ。本書では東京スカイツリーができるまでの、現場の様
子を2年半の取材をもとに克明なイラストで描く。

=小学校中学年以上=

『人体 永遠のふしぎ!』 サイモン・バシャー(文)ダン・グリーン(絵)
新美 景子(訳) 玉川大学出版部 1600 円 12/04発行
(科学キャラクター図鑑)
→遺伝子、骨、心臓、白血球、人体の様々な組織や機能をキャラクターで分かり
やすく解説する。科学キャラクター図鑑シリーズ。

『ふしぎ? おどろき? 科学のお話4年生』 ガリレオ工房監修(文) ポプラ社
650 円 12/04発行(ポプラポケット文庫)
→「恐竜は今も生きている?」「空の色が赤や青に見えるわけ」「かえってきた
はやぶさ」など科学に関する疑問に答える。監修:滝川洋二

=小学校高学年以上=

『放射線と放射能を学ぼう』 安斎 育郎(文) 新日本出版社 2000 円 
12/04発行(安斎育郎先生の原発・放射能教室1)
→福島での原発事故で深刻な問題となっている放射能と放射線。本書では放射線
と放射能を分かりやすく解説。シリーズ第1巻。

『放射能からいのちを守るために』 安斎 育郎(文) 新日本出版社 2000 円 
12/04発行(安斎育郎先生の原発・放射能教室3)
→福島をはじめ、周辺地域に広がった放射性物質から身を守るためにはどうすれ
ばいいか?自分達に何ができるかを考える。シリーズ最終巻。

『平和をねがう「原爆の図」 丸木位里・俊夫妻』 楠木 しげお(文)くまがい 
まちこ(絵) 銀の鈴社 1500 円 12/03発行(ジュニア・ノンフィクション)
→「原爆の図」を描いた丸木位理、俊夫妻の姿を描いたノンフィクション。原爆
投下後に広島に入り、被爆した当時のことや原爆の図を描いた時のことを軸に
、平和への切々たる思いがこめられた本。

『なぜカツラは大きくなったのか? 髪型の歴史えほん』 キャスリーン・クルル
(文)ピーター・マローン(絵)宮坂 宏美(訳) あすなろ書房 1600 円 
12/04発行
→古代エジプトでのカツラの誕生、最古のはげ治療、14世紀イタリアでのカラー
リングなど髪にまつわる世界の歴史を綴った、文化人類学絵本。

『ドラえもん科学ワールド 光と音の不思議』 小学館ドラえもんルーム編(文)
小学館 850 円 12/04発行(ビッグコロタン)
→ドラえもんのマンガを楽しみながら、「光と音」の自然現象について学ぶ。

『なぜねこは幸せに見えるの?』 左近司 祥子(文) 講談社 1100 円 
12/04発行
→「親子」「仲間」「恋」「命」などのさまざまなテーマをアリストテレスやプ
ラトンなどの言葉を紹介しながら、わかりやすく解説する。

『新版 死の川とたたかう イタイイタイ病を追って』 八田 清信(文)
偕成社 800 円 12/05発行(偕成社文庫)
→神通川流域で奇病として住民を苦しめていたイタイイタイ病。その原因を究明
した萩野医師と、住民、若い弁護士たちによる企業と国への闘いを地元新聞記
者が綴る。83年同社刊の改定新版。

『ふしぎ? おどろき? 科学のお話5年生』 ガリレオ工房監修(文) ポプラ社
650 円 12/04発行(ポプラポケット文庫)
→「チンパンジーは人間になるの?」「痛みはなぜおこるの?」「使い捨てカイ
ロから銅像まで、サビの秘密」など科学に関する疑問に答える。
監修:滝川洋二

『ふしぎ? おどろき? 科学のお話6年生』 ガリレオ工房監修(文) ポプラ社
650 円 12/04発行(ポプラポケット文庫)
→「五千年前の人類の発見」「水道の蛇口からミスが出る不思議」「オーロラの
正体」など科学に関する疑問に答える。監修:滝川洋二

=中学以上=

『3・11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』 たくき よしみつ(文)
岩波書店 820 円 12/04発行(岩波ジュニア新書)
→福島第一原発30キロ圏内の川内村に移住し、3.11大震災と原発事故を体験した
著者が、東電、政府、自治体や住民の動きを実際に目で見、体験し、感じたこ
とを率直に綴る。

『人類の歴史を変えた8つのできごと1 言語・宗教・農耕・お金編』 眞 淳平
(文) 岩波書店 880 円 12/04発行(岩波ジュニア新書)
→第一巻の本書では、人類の歴史に大きな影響を与えた、言語・宗教・農耕・お
金の4つに焦点をあて、その成立や伝播の過程、意義を解説する。

『100のモノが語る世界の歴史1 文明の誕生』 ニール・マクレガー(文)東郷 
えりか(訳) 筑摩書房 1900 円 12/04発行
→大英博物館の所蔵品から100点を精選。それぞれのモノに秘められた歴史を綴
る。「何がわれわれを人間にしたか」「氷河後期―食べものとセックス」など
6部から構成される。図版が魅力的。

『死をみつめて』 松田 哲夫編(文) あすなろ書房 1800 円 12/05発行
(中学生までに読んでおきたい哲学6)
→向田邦子、松田道雄、吉村昭、河合隼雄、小松左京など各界の著名人の文章の
中から「死」をテーマにした作品を集めたアンソロジー。

『はじける知恵』 松田 哲夫編(文) あすなろ書房 1800 円 12/05発行
(中学生までに読んでおきたい哲学8)
→茨木啓子、井上ひさし、須賀敦子、高峰秀子など様々な世界の著名人の文章の
中から「知恵」をテーマにした作品を集めたアンソロジー。

『潮風の下で』 レイチェル・カーソン(文)上遠 恵子(訳) 岩波書店
980 円 12/04発行(岩波現代文庫)
→『沈黙の春』などで著名なカーソンの処女作。アメリカ大西洋海岸に生きる生
き物の生態をいきいきと描く。93年宝島社刊の復刊。

『若い読者のための世界史(上) 原始から現代まで』 エルンスト・H・ゴンブ
リッチ(文)中山 典夫(訳) 中央公論新社 762 円 12/04発行(中公文庫)
→美術史家ゴンブリッチが、世界の歴史を物語として語る。本書は原始から中世
騎士の時代まで。04年刊を分冊して文庫化。

『若い読者のための世界史(下) 原始から現代まで』 エルンスト・H・ゴンブ
リッチ(文)中山 典夫(訳) 中央公論新社 667 円 12/04発行(中公文庫)
→美術史家ゴンブリッチが世界史を物語として語る。本書はルネサンスから20世
紀まで。04年刊を分冊して文庫化。

『ロボットはなぜ生き物に似てしまうのか』 鈴森 康一(文) 講談社 880 円 
12/04発行(ブルーバックス)
→先端技術を詰め込んでいるはずの「ロボット」だが、なぜか生き物の体の構造
と似てしまうらしい。その理由は? 専門用語も多いが、興味深い記述に富ん
でいる。

『おいで、一緒に行こう』 森 絵都(文) 文藝春秋 1150 円 12/04発行
→福島原発20キロ圏内に残されたペットや動物たち。その命を少しでも救おうと
、現地に向かった女性たち。その姿をレスキュー隊に自ら加わった著者の目か
ら描く。

『モールで作ろう』 くまだ まり(文) マガジンランド 933 円 12/04発行
→モールで作るカードやアクセサリー、小物をカラー写真で紹介。各作品の作り
方も掲載。

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪

=中学以上=

『ラピス・ラズリ版 ギルガメシュ王の物語』 司 修(絵)月本 昭男(訳)
ぷねうま舎 2800 円 12/04発行
→元岩波書店の編集者と営業マンが興した出版社の第1回刊行物。英雄伝説「ギ
ルガメシュ王」の叙事詩を司修が美しく、力強い版画で描く。青色が印象的な
装丁も魅力。

■ 今週の一冊 ■

今週は2冊の本をご紹介します。

個人的なことで恐縮ですが、私は福島生まれの福島育ちです。
昨年の原発事故以来、ナルニア国に入荷してくる原発関係の本に
は、すべて目を通してきました。何冊か、これは!と思う本もあ
りましたが、溢れるように出る原発関連の本の中で、まずは1年
経て私自身が冷静になってからと、心の目と耳を澄ませておりま
した。

そして1年を経て…これはご紹介したいという本を、今週2冊ご紹
介します。

1冊目は岩波ジュニア新書の『3・11後を生きるきみたちへ』
です。
著者は、福島県生まれの、作家であり作曲家でもあり、デジタル
文化評論家でもあるたくきよしみつさん。
福島県川内村で去年原発事故に遭遇しました。

サブタイトルに「福島からのメッセージ」とありますが、原発30
キロ圏内の川内村でたくきさんが見たもの、聞いたこと、感じた
ことを率直なメッセージで伝えます。

たくきさんは、前書きでこう書いています。
「除染とか、復興とか、新エネルギーとか、今さかんに話題にさ
れている言葉に対して、みなさんは漠然とながらも自分なりのメ
ッセージをもっていることでしょう。それを一度リセットしてか
ら、問題に向きあってほしいのです。なぜなら、これは正義のヒ
ーローが悪の組織を倒すようなかんたんな話ではないからです…

原発のこと、福島のこと、これからの日本のことについて関心の
ある方は、是非この本も読んでいただきたいと思います。
いろいろな先入観を一度”リセット”して…。
この本の中には、「正解」は決して書いてありません。でも、
「自分はどう考えるのか」「自分はどう生きるのか」それをもう
一度考えるとても大きな機会を与えられます。

そして、もう1冊は、偕成社文庫の『死の川とたたかう イタイ
イタイ病を追って』です。

内容もさることながら、私はこの時代に、この時期に!! この
本が”改訂新版”として出版されたことに、大きな感銘を受けま
した。

この本は1973年に出版され、83年に偕成社文庫に収録されたもの
で、すでにお読みになった方もいらっしゃるかもしれません。

イタイイタイ病は、今や日本で知らない者はいないくらい、広く
知れ渡っている公害病です。
今でこそ、その原因や患者さんたちの悲惨さは明らかになってお
り、「こんな酷いことが日本の過去にあったのか」と思いますが
、読み終えた後、私は「これは決して過去の出来事ではない」と
思いました。

17年間に渡って、大企業と国と闘った、医師と住民、科学者、そ
して若き弁護士たちの姿、そしてそれを追った著者である地元新
聞記者。
彼らは、とても大切な「メッセージ」を、今を生きる私たちに伝
えています。

「福島からのメッセージ」と「過去からのメッセージ」…1年経
た今だからこそ、この2冊の本を通して、たくさんの人に受け取
って欲しいと、強く思いました。     (く)