2014年3月9日~3月15日入荷分

 

■ 今週のおすすめ ■

♪ 絵本 ♪ 16点

『やぎや』鈴木出版
『とりがないてるよ』福音館書店
『つかまえた!』講談社
『スキャリーおじさんのゆかいなどうぶつどうわ』BL出版
『おじいちゃんとのやくそく』光村教育図書
『ともだちがかなしんでいますよ』クレヨンハウス
『ボタ山であそんだころ』福音館書店
『ほうれんそうはないています』ポプラ社
『いぬのロケットお話を書く』新日本出版社
『ジェドおじさんはとこやさん』汐文社
『セロ弾きのゴーシュ』好学社
『オッベルと象』好学社
『おばあちゃんに会いたい』サンマーク出版
『ラスコーの洞窟 ぼくらの秘密の宝もの』小峰書店
『アイタイ』解放出版社
『空想工房の絵本』山川出版

♪ フィクション ♪ 5点

『おばけどうぶつえん』あかね書房
『かあさんのしっぽっぽ』BL出版
『パンツマンVSくいこみウーマン あやうしパンツパワー』徳間書店
『クグノビックリバコ』偕成社
『世界がぼくを笑っても』講談社

♪ ノンフィクション ♪ 13点

『完全保存版 のりもの2000』ポプラ社
『未来を生きるきみたちへ』 鎌田 實(文) 小学館
『江戸っ子噺・どろぼう噺』偕成社
『華蓮ちゃんのさいごの家族旅行』農山漁村文化協会
『フランス』偕成社
『ベトナム』偕成社
『『赤毛のアン』と花子 翻訳家・村岡花子の物語』学研教育出版
『もっとしりたいマザーグース』ミネルヴァ書房
『脳と運動のふしぎな関係』くもん出版
『星の王子さまとめぐる 星ぼしの旅』河出書房新社
『鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』文一総合出版
『フィールドガイド 淡水魚識別図鑑』誠文堂新光社
『芥川竜之介随筆集』岩波書店

♪ 昔話・伝記・詩 ♪ 4点

『月見草の花嫁 佐賀民話の語りより』BL出版
『マイケル・ジョーダン バスケの神様の少年時代』汐文社
『はじめての北欧神話』徳間書店
『茨木のり子詩集』岩波書店

■ 今週のおすすめ ■

♪♪ 絵本 ♪♪

=幼児以上=

『やぎや』 長野 ヒデ子(文)スズキ コージ(絵) 鈴木出版 1100 円
14/03発行(たんぽぽえほんシリーズ)
→まちはずれの森の中、こんもり畑のそばに、やぎのかぞくが暮らしてた。
めえーめえー。畑を耕し家を建て、やぎの家族が大奮闘。

『とりがないてるよ』 ヨアル・ティーベリ(文)アンナ・ベングトソン
(絵)オスターグレン 晴子(訳) 福音館書店 1000 円 14/03発行
(世界傑作絵本シリーズ・スウェーデンの絵本)
→アオガラがないてるよ、ツィスィーツィスィー。カササギはやかましや、
カシャカシャカシャ…。13種の鳥たちとその鳴き声を楽しむ絵本。

『つかまえた!』 鈴木 まもる(文・絵) 講談社 1300 円 14/03発行
(講談社の創作絵本)
→つかまえた!てんとうむしがたんぽぽのわたげを捕まえた。そのてんと
うむしをとかげが捕まえた。次々に捕まえていって、最後に捕まえたの
は…。

『スキャリーおじさんのゆかいなどうぶつどうわ』 リチャード・スキャリ
ー(文・絵)ふしみ みさを(訳) BL出版 1800 円 14/03発行
→子どもたちにもよく知られているお話「赤ずきんちゃん」「3びきのこ
ぶた」「ブレーメンのおんがくたい」など6話をスキャリーが描いた絵本。

=小学校低学年以上=

『おじいちゃんとのやくそく』 石津 ちひろ(文)松成 真理子(絵)
光村教育図書 1300 円 14/03発行
→のぞみは、小さい頃からおじいちゃんと大の仲良し。ところが、おじい
ちゃんが突然亡くなってしまいます。悲しくてたまらないのぞみの夢に
おじいちゃんが出てきて、伝えます…。

『ともだちがかなしんでいますよ』 モー・ウィレムズ(文・絵)落合
恵子(訳) クレヨンハウス 1400 円 14/03発行
(ぞうさん・ぶたさんシリーズ絵本)
→ぞうのジェラルドが悲しくて泣いています。ぶたのピギーはジェラルド
を何とか慰めようとしますが…。

『ボタ山であそんだころ』 石川 えりこ(文・絵) 福音館書店 1500 円
14/03発行(日本傑作絵本シリーズ)
→私の生まれた町には炭鉱がありました。3年生になって隣の席になったけ
いこちゃんのお父さんは炭鉱夫。放課後はいつもボタ山で遊びました。
そんなある日…。

『ほうれんそうはないています』 鎌田 實(文)長谷川 義史(絵)
ポプラ社 1300 円 14/03発行(ポプラ社の絵本)
→ぼくはほうれんそうです。でも、ぼくはたべてもらえません。お米も、牛
乳も…。本当は食べてもらいたかった。あとがきに、作者の鎌田實さんが
思いを綴る。

『いぬのロケットお話を書く』 タッド・ヒルズ(文・絵)山本 敏子(訳)
新日本出版社 1400 円 14/03発行
→犬のロケットは本が大好き。ことばも大好き。ロケットは、いつも本を読
んでくれる黄色い小鳥と「ことばの木」に見つけたことばを書いてはつる
します…。

=小学校中学年以上=

『ジェドおじさんはとこやさん』 マーガリー・キング・ミッチェル(文)
ジェームズ・ランサム(絵)渋谷 弘子(訳) 汐文社 1600 円
14/03発行
→ジェドおじさんは、郡でただひとりの黒人の床屋さんです。ジェドおじさ
んの夢は、自分の店を持つこと…。

『セロ弾きのゴーシュ』 宮澤 賢治(文)小林 敏也(絵) 好学社
1800 円 14/02発行(画本宮澤賢治)
→ゴーシュは町の活動写真館でセロを弾く係りでした…。宮沢賢治の『セロ
弾きのゴーシュ』を小林敏也の力強くも繊細な画で味わう。
95年パロル舎刊の復刊。

『オッベルと象』 宮澤 賢治(文)小林 敏也(絵) 好学社 1800 円
14/02発行(画本宮澤賢治)
→オッベルときたら大したもんだ…。宮沢賢治の『オッベルと象』を小林
敏也の画で描く。87年パロル舎刊の復刊。

『おばあちゃんに会いたい』 セヴェリーヌ・ヴィダル(文)セシル・ヴァ
ング(絵)山本 知子(訳) サンマーク出版 1200 円 14/03発行
→パパは、「おばあちゃんは天国に行った」っていう。でも、お空を見上
げてみてもなあんにも見えなかった…。おばあちゃんを亡くした小さな
女の子の気持ちを綴った絵本。フランス語の原文付。

=小学校高学年以上=

『ラスコーの洞窟 ぼくらの秘密の宝もの』 エミリー・アーノルド・マッ
カリー(文・絵)青山 南(訳) 小峰書店 1500 円 14/03発行
(絵本 地球ライブラリー)
→1940年、フランス南部で4人の少年たちが、偶然見つけたのは、旧石器
時代に人類が描いた絵画だった…。

『アイタイ』 長谷川 集平(文・絵) 解放出版社 1450 円 14/03発行
→男が道を歩いていると、頭上に不穏な黒雲が。覚悟を決めた時に真っ先
に心に浮かぶのは大切な人…。

=中学以上=

『空想工房の絵本』 安野 光雅(文・絵) 山川出版 1900 円 14/03発行
→雑誌「数理科学」の各特集号の表紙として描かれた図版を収録、作者自
身が解説。巻末に掲載された特集号名の表も掲載。

♪♪ フィクション ♪♪

=小学校低学年以上=

『おばけどうぶつえん』 吉田 純子(文)つじむら あゆこ(絵)
あかね書房 1000 円 14/03発行(おばけのポーちゃん1)
→おばけのポーちゃんは、おばけのくせに怖がりでいつも先生に怒られてば
かり。担任のクビコ先生に「おばけどうぶつえん」に行って勉強するよう
に言われます。

『かあさんのしっぽっぽ』 村中 李衣(文)藤原 ヒロコ(絵) BL出版
1200 円 14/03発行(おはなしいちばん星)
→結衣の家は和菓子屋さん。お母さんはいつも忙しくしていて、かまってく
れません。ある日結衣はお母さんがキツネに見えました…。

=小学校中学年以上=

『パンツマンVSくいこみウーマン あやうしパンツパワー』 デイブ・ピル
キー(文・絵)木坂 涼(訳) 徳間書店 800 円 14/03発行
(スーパーヒーローパンツマン5)
→04年刊の軽装版。

『クグノビックリバコ』 いとう ひろし(文・絵) 偕成社 1000 円
14/03発行
→道に迷わないとたどりつかない、ちょっと変わった博物館の不思議なお話
4編収録。毎日新聞大阪版「ねえ、おはなしよんで」11年12月1日~30日連
載を加筆修正したもの。

=中学以上=

『世界がぼくを笑っても』 笹生 陽子(文) 講談社 500 円 14/03発行
(講談社文庫)
→09年刊の文庫化。

♪♪ ノンフィクション ♪♪

=幼児以上=

『完全保存版 のりもの2000』 小賀野 実監修(文)小賀野 実(写真)
ポプラ社 2000 円 14/03発行
→新幹線、特急、電車、消防車、ブルドーザー、ヘリコプター、フェリーな
ど子どもたちに人気の乗り物を2000種類カラー写真で掲載。

=小学校中学年以上=

『未来を生きるきみたちへ』 鎌田 實(文) 小学館 1000 円 14/03発行
→自らの生い立ちや医師として様々な国や地域で出会った人々の話など、鎌
田實が命と平和の大切さを伝える。

『江戸っ子噺・どろぼう噺』 古今亭 菊千代(文)水野 ぷりん(絵)
偕成社 2400 円 14/03発行
(落語でわかる江戸文化 体験!子ども寄席4)
→江戸文化監修:車浮代

『華蓮ちゃんのさいごの家族旅行』 國森 康弘(文)國森 康弘(写真)
農山漁村文化協会 1800 円 14/03発行(いのちつぐ「みとりびと」6)
→宮城県沿岸部に住む華蓮ちゃん。震災と津波にも無事だった華蓮ちゃん
でしたが、震災後まもなく体調を崩します。病名は脳腫瘍。華蓮ちゃん
と家族は、最後の旅行に出発します…。

『フランス』 MIKA POSA(文)MIKA POSA(写真)偕成社 1800 円
14/03発行(世界のともだち10)
→パリの郊外でお母さん、弟の三人で暮らす10歳の少女プリュンヌ。プリュ
ンヌの家族との日常、学校生活を写真で追う。

『ベトナム』 鎌澤 久也(文)鎌澤 久也(写真)偕成社 1800 円
14/03発行(世界のともだち11)
→ベトナムのプートゥー市に住む11歳の双子の男の子、ソンとチュン。両
親、祖父、姉との6人で暮らす。メコン川を中心にしたソンとチュンたち
の生活を写真で追う。

『『赤毛のアン』と花子 翻訳家・村岡花子の物語』 村岡 恵理(文)
学研教育出版 1300 円 14/03発行(ヒューマンノンフィクション)
→『赤毛のアン』を翻訳した村岡花子の生涯を孫である村岡恵理が綴る。小
学生にも読みやすいような文章と挿絵。

=小学校高学年以上=

『もっとしりたいマザーグース』 夏目 康子(文) ミネルヴァ書房
2500 円 14/03発行(英語であそぼう!マザーグースたのしさ再発見3)
→マザーグースを総合的に学ぶためのシリーズ。本書では、マザーグース
が登場する絵本や本、日本のマザーグースの本などを紹介する。
CDつき。

『脳と運動のふしぎな関係』 野崎 大地(文) くもん出版 1400 円
14/03発行(くもんジュニアサイエンス)
→人間の体の動きは複雑です。その複雑な動きをつかさどる“脳”のしく
みや、最新の研究成果を解説、紹介します。

『星の王子さまとめぐる 星ぼしの旅』 縣 秀彦(文) 河出書房新社
1800 円 14/03発行
→星の王子様が、月、金星、火星、木星と衛星たち、太陽系の果て、ブラ
ックホールなどを巡りながら、宇宙を案内する写真絵本。

=中学以上=

『鳥くんの比べて識別!野鳥図鑑670』 永井 真人(文) 文一総合出版
3600 円 14/03発行
→日本国内で観察記録された鳥類640種、移入鳥20種、未記録種13種、合わ
せて673種を、2625点の写真と共に紹介。監修:茂田良光

『フィールドガイド 淡水魚識別図鑑』 田口 哲(文) 誠文堂新光社
1800 円 14/03発行
→日本で見られる魚239種を生態写真を中心に掲載。「目」のグループでま
とめ、それぞれに属する魚を紹介。監修:細谷和海

『芥川竜之介随筆集』 石割 透編(文) 岩波書店 940 円 14/03発行
(岩波文庫)
→芥川の素顔がのぞく随筆を30編以上、収める。短い文章にも深い学識を
感じとれる。

♪♪ 昔話・伝記・詩 ♪♪

=小学校低学年以上=

『月見草の花嫁 佐賀民話の語りより』 飯野 和好(文) BL出版
1500 円 14/03発行
→ある夏の夜、一輪の月見草が花開いた。そこへ馬子の清吉が通りかかる。
そして夜、ひとりの娘が清吉の家の戸をたたき…。佐賀の民話を絵本に
したもの。

=小学校中学年以上=

『マイケル・ジョーダン バスケの神様の少年時代』 デロリス・ジョーダン
(文)カディール・ネルソン(絵)渋谷 弘子(訳) 汐文社 1600 円
14/03発行
→マイケルはバスケットが大好き。でも、背が小さかったマイケルは、背の
高いラリーにボールを取られてばかりだった…。マイケル・ジョーダンの
少年時代を描いた絵本。共著:ロスリン・M・ジョーダン

『はじめての北欧神話』 菱木 晃子(文)ナカムラ ジン(絵) 徳間書店
1300 円 14/03発行
→厳しい自然に育まれた力強い神さまたちの物語。「世界のはじまり」「オ
ージンのなやみ」「ロキの子どもたち」など15章からなる。

=中学以上=

『茨木のり子詩集』 谷川 俊太郎選(文) 岩波書店 700 円 14/03発行
(岩波文庫)
→詩人・谷川俊太郎が選んだ「茨木のり子」のエッセンスをつかめる詩集。
巻末には茨木のり子・大岡信の対談、小池昌代の解説、年譜を付す。

■ 今週の一冊 ■

今週は『はじめての北欧神話』です。

北欧…スウェーデンやデンマーク、ノルウェー、アイスランドに伝わる神話
を読みやすく整えた一冊。
大人にとっても導入の一冊として適しているのではないでしょうか。

寒さの厳しい大地でうまれた神話らしく、力強く、荒々しい神さまたちの物
語です。日本の神話では、初めての人間が“緑の葦”のように萌え出た命、
と書かれていますが、それとは大違い!!
北欧ではどのように描かれているのかは、ぜひ読んでみてくださいね。

おまけ?の一冊。
またまた「世界のともだち」シリーズが出ました。
本当によく取材されて、編集の行き届いた本です。ぜひとも公共図書館、学
校図書館では揃えてほしいものです。

子どもたちの屈託のない笑顔が、大人には心に響くことでしょう。(す)