9階には6つの絵本作品の原画が展示されています。赤ちゃん絵本の『いないいないばあ』(これのみ複製原画)、『のせてのせて』『おさじさん』は、出版から48年も経っているとは思えないほど、原画の状態も良くてびっくりします。

 
いわむらかずおさんの「14ひき」シリーズからは『14ひきのとんぼいけ』の原画が展示されています。絵本で見ても繊細だけれど、原画の色使いはとってもきれい! いわむらさんはいきいきとした絵と心地よい言葉をみつけるために「身の回りの自然をよく見るようになった」のだとか。なるほどー!
そして、原画の並びには、いわむらかずお絵本の丘美術館がある栃木県那珂川町の自然の写真パネルも展示されています。

  
こちらはなかやみわさんの『くれよんのくろくん』の原画。試作品のコピーも置いてあるから、どんな風に作品が進化したのか、ぜひ見てみてね!


平和のために行動する出版社、童心社のもう一つの先駆的な試みがこの“日・中・韓平和絵本”シリーズです。アジアの3カ国で一つの絵本を共同出版するというのは、絵本史上初の試みなんだって。今回原画が展示されている、浜田桂子さんの『へいわってどんなこと?』も、韓国・中国の子どもたちがそれぞれの国の言葉で読んでいるなんてすごいなぁ。

→次回は楽しい読書コーナーと写真スポットの紹介で~す。