現在展示会開催中の松岡享子さんの本は、派手ではないけれどおもしろことは間違いないと自信をもっておすすめできるのですが、それを証明するような数字を発見しましたので皆さまにお伝えします!
これは取次会社のトーハンが作っている「ミリオンぶっく」という冊子の情報です。発行部数100万部以上の絵本だけを紹介したリストに、松岡享子さんの本が3点紹介されていました。ひとつは『しろいうさぎとくろいうさぎ』(福音館書店/1200円+税)--松岡さんの最初の翻訳作品であり、1965年の初版発行から現在までに何と250万部も売れているそうです。ガース・ウィリアムズのふわふわしたうさぎの柔らかさとタンポポの花の黄色が印象的な美しい絵本。原題は“Rabbit’s  Wedding”というだけあって、この本は結婚のお祝いに贈られる方も多いものです。本当に多くの人に愛されている幸せいっぱいの物語です。
もう1冊のミリオンセラーは林明子さん絵の『おふろだいすき』(福音館書店/1300円+税)です。この本も1982年の初版からすでに127万部というのですからオドロキ! 「こんなことがおこらないかな~」とお風呂に入るのが楽しみになります。ぜひ子どもたちに読んであげてください。
そして、惜しいかな!もう少しでミリオンセラーになりそうなのが、かこさとしさんと一緒に作られた『とこちゃんはどこ』(福音館書店/900円+税)です。現在発行部数97万部だそうですから、あと少しで100万部突破です。ぜひ皆さんの力で『とこちゃんはどこ』をミリオンぶっくにしましょう! 

他にも松岡享子さんの楽しい本をナルニア国ではどーんと特集しています。あなたのお気に入りの1冊をこの中からぜひ見つけて(つくって)くださいませ。