松岡享子展も後半に入って残りの期間は20日あまりとなりました。原画は創作物語に代わって『なぞなぞのすきな女の子』や『くしゃみくしゃみ天のめぐみ』をお楽しみいただいています。
そんな中で、物語はもちろんなのですがやはり松岡享子さんの大人にむけて発せられた言葉を味わっていただきたいと、展示担当スタッフがそれぞれの本から印象に残った言葉を抜書きした展示を追加で作りました。ちょうど自由読書コーナーの前です。

この展示のために松岡享子さんの本を読み倒したスタッフ(い)の本には付箋がびっしり! その中から「これは」と思う言葉を短く抜き出しています。『子どもと本』(岩波新書)や『えほんのせかい こどものせかい』(文春文庫)は手に取り易いと思いますが、この『サンタクロースの部屋』(こぐま社)もすごくいい本です(装丁もキレイでしょ!)。特に掲示されているこの一文は、子どもの本に限らず大人の本にも言えることだなと思いました。どんなことが書かれているのか、ぜひ店頭でご覧ください。そして「いいな~」と思ってくださった方は本をお求めいただき、もっともっと多くの松岡享子さんの言葉に触れてくださると嬉しいです。