展覧会の図録は一部をのぞいて書籍として流通されることはなく、基本的にその会場でしか買うことができません。「展覧会には行けないけれど、図録だけは欲しかった」とか、「行ったときには買わなかったけれど、やっぱり後から欲しくなった」といった経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。そんな方々に朗報です♡
昨年秋に静岡市美術館で開催された赤羽末吉展の図録『絵本画家 赤羽末吉展 「スーホの白い馬」はこうして生まれた』が、期間限定・数量限定ですがナルニア国で販売されることになりました。
展覧会の図録ですので、絵本の場面が多数カラーで取りあげられているのはもちろんのこと、作品を見る上で参考になる学芸員の解説も非常に充実しています。
コラム 「絵本以前の作品」56-59p/「舞台美術」60-61p/「GHQ、アメリカ大使館時代」62-63p
「赤羽の見た内蒙古」86-96p/「満州国美術展覧会」97-101p
なども、写真と解説でコンパクトに分かりやすくまとめられています。
なかでも素晴らしいのが後半3分の1ほどのページを割いている「年譜/赤羽末吉 随筆・紀行文/各図解説・作品リスト/赤羽末吉児童書リスト/赤羽末吉の外国語に翻訳刊行された絵本リスト」の資料ページです。おそらく年譜はどの資料よりも詳しいと思いますし、随筆・紀行文も他では読めないものです。

また、忘れてならないのは冒頭に掲載されている三人の方の論評です。
その1:赤羽茂乃さん “『スーホの白い馬』の赤”
※6/12に赤羽茂乃さんのオンライントークが開催されます。ただいま参加者募集中!詳しくはホームページをご覧ください。
その2:古川信夫さん(福音館書店元編集者) “絵本(視覚総合芸術)の金字塔『スーホの白い馬』”
※6/3に古川信夫さんの講演会がナルニア国店内で開催されます。詳しくはホームページをご覧ください。
その3:上島史子さん(ちひろ美術館主任学芸員) “赤羽末吉 絵本への道”
赤羽末吉氏と深いご縁があり、また作品について長くも研究してこられた方々の読み解きは、私たちが赤羽作品を見る時に新たな気づきを与えてくれることでしょう。一般の書店では扱っていない貴重な図録を、ぜひこの機会にお求めください。

限定80部、追加なし!
静岡市美術館図録『絵本画家 赤羽末吉』2640円(税込)
⇒ご来店の難しい方には着払い等でお届けも致します。お気軽にご連絡くださいませ。
ナルニア国へのご注文方法をご参考にどうぞ!

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