みなさん、こんにちは!今日は島多代展第二会場のナルニア国でしか売っていない(というわけじゃないけれど、多分どこでもあるというわけではない…)という、ちょっと珍しい本をみなさんにご紹介します。

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うわー、これはナニ?これはロシア語の本です。すぐ読める人はすごいね~。ボクにはチンプンカンプンだよ…。これは『幻のロシア絵本復刻版全10巻セット(分売不可)』(淡交社/14286円+税)です。昔ロシアで出ていた通りのホチどめ的な簡易本なんだけど、「サーカス」とか「しましまのおひげちゃん」とか、とっても貴重で珍しい本が解説付きでぎっしり詰まっています。ちょっとお値段が高いのか難点だけど、この時代の絵本やデザインに興味のある人には、きっと欠かせない本なんだと思います。ボクも欲しいけど、お財布がキビシイ…(涙)。買ってくれた人は送料サービスでお家まで送れるって!

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これはもう何度かご紹介している、ジェシー・ウィルコックス・スミスのマザーグース。これもアメリカで復刻されたものなので、最初に出た時よりはずっと大きなサイズになってます。でも本当に絵がきれいです。「アメリカで一番愛された絵本画家」というのもわかる気がする…。ボクは英語も苦手だけど絵を見るだけでも楽しいし、マザー・グース(童謡)だから、分かる人には英語で読んだ方がきっと楽しいよね。
The Jessie Wilcox Smith Mother Goose(4500円+税)

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これは1938年に栄えある第1回コールデコット賞金賞を受賞した、ドロシー・ラスロップの「聖書の動物たち」。ドロシー・ラスロップは、9階の展示会場の“アメリカの絵本”の最初のところ(黎明期~ヨーロッパの影響)に、『人形ヒティの冒険』という作品が出ていたんだけど、開いて置いてなかったから見逃しちゃった人がいたかもね。よく見るとモノクロなんだけど、とっても素敵な絵だよ。これがコルデコット賞の最初というのには、選んだ人の心意気を感じるなぁ…。
Animals of the Bible(2420円+税)

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これも何度も話題に出ているピーターシャム夫妻の絵本で、第9回のコルデコット賞金賞作品です。 これはアメリカの詩の本(Rhymes and Jingles)なので、残念ながら翻訳は出ていません。こういうのは翻訳するのが難しいんだろうな~と、ちらっと中を見ただけでも思いました。でもピーターシャム夫妻の絵は動物も人もやんちゃそうに生き生きしていて、とてもかわいいです。詩は短いし簡単なので、意味はだいだいわかるかなぁ?誰かスラスラ読める人に声に出して読んでもらいたい!
The Rooster Crows A Book of American Rhymes and Jingles(2290円+税)

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そして最後はスウェーデン語版『ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん』(3700円+税)!スウェーデン語って、他ではあんまり見ないでしょ?もちろんボクも全然読めないけど、なーんとなく北欧の雰囲気を味わいたくてめくってみました。他にもナルニア国ではスウェーデン語の本をちょこっと置いてるので、気になる人は見に来てくださいね~。

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それでは、みなさん。島多代展残りは今日を入れて10日間です!まだ来ていない方は、ぜひ今週にお待ちしていま~す。“ここだけ”や、“これだけ”の本は、どんどん在庫が減って(切れて)ますよ。オリジナルグッズも人気にものは会期終了前に品切れが出ることもあります。ぜひ展覧会と本を合わせて、見逃さないようにしてね~。