6月22日(月)に行われた、大人のためのおはなし会特別編・アーディゾーニ展記念“ファージョンのおはなし会”で語られたお話をご紹介します。
ナルニア国でもファージョンの作品だけを語る・聞くおはなし会は、めったに行われません!一人の作家の世界を堪能するという大変贅沢なおはなし会に、参加者全員の心が別世界に飛んでいったように思われました…。語り手の皆さん、本当にありがとうございました。

●ファージョンのおはなし会:午前の部
1.小さな仕立屋さん(「ムギと王さま」より)  湯沢朱実さん
2.ボタンインコ(「ムギと王さま」より) 内藤直子さん
3.海の赤んぼう(「年とったばあやのお話かご」より) 茨木啓子さん

●ファージョンのおはなし会:午後の部
1.金の足のベルタ(「年とったばあやのお話かご」より) 平田美恵子さん
2.マローンおばさん(「マローンおばさん」より) 茨木啓子さん
3.エルシー・ピドック夢で縄とびをする(「ヒナギク野のマーティン・ピピン」より) 光野トミさん

アーディゾーニ記念なのに、どうしてエルシー・ピドックが語られたの?と思う方は、かなりのファージョン通です(笑)。確かに、岩波書店のファージョン作品集の『ヒナギク野のマーティン・ピピン』は、アーディゾーニの挿絵ではないですものね。でも、実はアーディゾーニは別の本でこのエルシー・ピドックの絵を描いているんです。展覧会に来てくださった方は、ペーパーバックの本とペン画の原画が展示されているのをご覧になったはず。そこで、今回は特別にこの50分に及ぶ長いお話を語っていただいたのでした…。