岩波ホールで9月28日から公開されているアニメーション映画“エセルとアーネスト”、もうご覧になりましたか? これはイギリスの有名な絵本作家レイモンド・ブリッグズ(『ゆきだるま』や『さむがりやのサンタ』の作者です)が両親のことを描いた絵本が原作になっています。激動の時代を生きた平凡な家族の物語は、ありふれた暮らしの中にある喜びや悲しみがくっきりと描き出され、見る人を感動の渦に巻き込んでいるそうです。映画ならではの魅力は音楽にもあり! 11月1日までの公開なので、お時間のある方はぜひお出かけください。ナルニア国では出版社の協力を得て、今日からミニパネル展を始めました。

 

映画原作本 新訳の『エセルとアーネスト』は、以前の版よりも大きくなりソフトカバーで再販されました。こちらをお買い上げの方先着7名様には非売品の缶バッチをプレゼント中です。ちょっと前のイギリスの生活が鮮やかに再現された大人向けの絵本――おなじみの『ゆきだるま』や『さむがりやのサンタ』とは異なるブリッグズの世界をお楽しみください。※パネル展は月末まで。ぜひお立ち寄りください。

『エセルとアーネスト ふたりの物語』レイモンド・ブリッグズ作/きたがわしずえ訳/バベルプレス 1600円+税