赤羽末吉生誕110年に合わせて福音館書店から5点の絵本が復刊になります。中国少数民族苗族の昔話絵本『あかりの花』と、モンゴルの昔話『いしになったかりゅうど』――どちらもナルニア国では頻繁にお問い合わせをいただく書籍です。これが復刊されるのはとても嬉しい!

もう1点は「おへそがえる・ごん」の3部作です。品切れている期間が長いので知られざる名作…といったところですが、一部の熱烈な赤羽末吉ファンの間ではたいへん復刊が待ち望まれていた作品です。絵本というか昔の絵巻物のような形式で、ページをめくるごとに愉快な物語がどんどん展開していくところがたまりません。おへそのボタンを押して口からもくもくと“くも”を吐くかえるのごんと、父親を捜す少年けん、二人は連れ立って山賊を退治し悪い殿様をこらしめます。愉快痛快、赤羽末吉のユーモアがはじける傑作長編絵物語の復刊をどうぞお楽しみに!
★写真はスタッフの個人物です。出版は4月下旬、ご予約承ります。

『あかりの花 中国苗族民話 肖甘牛採話』君島久子再話/赤羽末吉画/1300円+税
『いしになったかりゅうど モンゴル民話』大塚勇三再話/赤羽末吉画/1400円+税
『おへそがえる・ごん①ぽんこつやまのぽんたとこんたの巻』
『おへそがえる・ごん②おにのさんぞくやっつけろの巻』
『おへそがえる・ごん③こしぬけとのさまの巻』赤羽末吉作・絵/各1400円+税
★「おへそがえる・ごん」3冊箱入りセットあります。