『大どろぼうホッツェンプロッツ』の作者、プロイスラーのもう一つの楽しいお話『小さい魔女』がなんと実写映画になりました! 11月15日から恵比寿ガーデンシネマで公開中です。全世界で47の言語に翻訳され、世界中の子どもたちに楽しまれている作品が初の映像化ということで、ドイツでは大ヒットしたそうです。さて、どんな映像になっているのでしょうね。映画はもちろんですが、これを機会に『小さい魔女』のお話を知らなかった子どもたちがこの愉快な本を手に取ってくれれば、こんなに嬉しいことはありません。私はこの本の挿絵(ウィニー・ガイラー画)もとても好きなので、子どもたちには出来上がった映像以上に自分の想像力で自由自在に物語の主人公を動かすことのできる楽しさを味わってほしいと思います。

そうそう、プロイスラーといえばこんな新刊も出ました!

『大どろぼうホッツッェンプロッツ おたからゲームブック』です。オールカラーで物語を楽しんだ子どもたちがより一層わくわくするような仕掛けがいっぱい! クイズ、めいろ、ぬりえ、まちがいさがしなど、書き込みをしながら遊べるワークブックは少し変わったプレゼントにもなりそうです。

『小さい魔女』オトフリート・プロイスラー作/大塚勇三訳/学研プラス 900円+税
『大どろぼうホッツェンプロッツ おたからゲームブック』プロイスラー原作/トリップ絵/ウェーバー構成・絵/若松宣子訳/偕成社 1800円+税