9月25日(水)に開催される、大塚敦子さんの講演会へのお誘いです。
ジャーナリストの大塚敦子さんは、犬や猫といった動物の存在が人間の心にどれだけ力を与えてくれるかを様々な書籍を通して私たちに知らせてくれました。その中でも最近特に注目されている活動の一つが、罪を犯した人たちが刑務所の中で犬と関わるプロジェクトです。
岩波ジュニア新書の『<刑務所>で盲導犬を育てる』は、島根あさひ社会復帰促進センターで行われている受刑者の盲導犬パピー育成プログラムについてのレポートで、講談社の『ギヴ・ミー・ア・チャンス 犬と少年の再出発』は千葉県八街の八街少年院で誕生したGMac(ジーマック)と呼ばれるドッグ・プログラムの報告です。動物の存在を通して人がまた生き直す力を得る過程が事実を淡々と綴る中から立ち上がってきます。日頃、動物と共に暮らしている人にとっては非常に共感できる内容でしょうし、動物が身近でない人にとっても人生の立ち直りに寄り添ってくれる彼らの存在の大きさに驚くことでしょう。人も動物もこの社会をつくる一員として、助け合いながら一緒に生きているのだと気づかされます。ぜひ、この素晴らしい取り組みにつてのお話を伺う貴重な機会に、皆さまご参加くださいませ。
今度の講演会では書籍には書かれていない新しい取り組みについてもお話をしてくださいます。大塚敦子さんが刑務所で実践を始められた絵本を活用した「文章創作クラス」ーーこれは本に関わる方は必聴です!

大塚敦子氏講演会“犬、そして猫が生きる力をくれた~刑務所や少年院での実践から~”
2019年9月25日(水) 午後6時~7時半
会場:教文館ナルニア国店内(予定)
参加費:1000円 ※当日受付でお支払いください(現金のみ)

参加申し込みはお電話で 03-3563-0730(10時~20時)