2021年1月号(2020年12月発売)の福音館書店月刊誌・たくさんのふしぎは『うれし たのし 江戸文様』で、装丁家で江戸文様の研究者でもある熊谷博人さんの作品です。これまでに大人向けの文様の本は出されていましたが、子どもに向けて描かれたものは初めてかもしれません。
文様には長い歴史があり、その中には「いいことが来ますように」という願いが込められていると熊谷さんは言います。日々の生活や自然などを取り入れて、様々な美しい文様を生み出した江戸の人々――めぐる季節を体で感じ、心で楽しみながら生きてきたことが文様から感じられます。文様の意味が分かると、ただの柄として見ていたものが全く違って見えてくるから不思議です。

この絵本の原画展と、熊谷さんがお持ちの資料をあわせたミニ展示会をお正月明けにナルニア国店内で開催いたします。普段は目にすることのない貴重な文様の型紙などもお貸出しいただきますので、ぜひお運びくださいませ。

たくさんのふしぎ2021年1月号「うれしたのし江戸文様」熊谷博人著/福音館書店 700円+税

熊谷博人『うれし たのし 江戸文様』原画展
会期:2021年1月8日(金)~2月7日(日)
会場:ナルニア国店内
入場無料 10時~19時まで

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