現在、ナルニアホールで原画展開催中のガンバートル&ボロルマー夫妻が、かつて福音館書店の月刊誌「こどものとも」に書いた今では手に入らなくなっている3作品を、ナルニアホールのケースの中でご紹介しています。
2011年11月の「センジのあたらしいいえ」は、ご夫妻には珍しい都会のモンゴルの子どもの暮らしを描いたもの。こんな作品もあったんだ!と新しい発見でした。


動物の親子を描いた「こくこくこっくん」は、2013年9月の作品。ボロルマーさんの描く動物は表情がとても豊かで、気持ちが伝わってくるようです。


2013年12月の「いしのおもちゃ」。モンゴルの遊牧民の子どもにとって身近にある様々な形の石は、個性豊かな友だちなのだというガンバートルさんの解説からは、モンゴルの大きな自然が子どもたちの想像力と生きる力を育んでいる様子が伝わります。今、ホールの中に展示されているボロルマーさんの彩色石も、この作品の延長線上にあるのかもしれません。
『トヤのひっこし』原画展は7月28日(日)まで。まだご覧になっていない方はぜひ会期終了までにナルニア国へお出かけくださいませ。素晴らしい原画に驚かれること間違いなしです!