ベスト👍  絵本
『プラスチック星にはなりたくない!』
ニール・レイトン 作・絵
いわじょうよしひと 訳
ひさかたチャイルド 刊
2020年5月 発行
本体1,600円+税
32ページ
対象:小学校低学年以上

地球のためにできること
プラスチック袋有料化が7月1日から全国一律スタートになりますが、「どうしてプラスチックはダメなの?」と小さな子どもからの問いも増えるのではないかと思います。

そんな時に読んでいただきたいのがこの絵本です。自分の身の回りのものの多くがプラスチックでできていること、「生分解」しないこと、海と生き物たちをどんなに汚し傷つけているのかを絵と文章でとても分かりやすく伝えます。
この手の絵本はとかく「分かるようで分からない」解説が多いのですが、本書は低学年はもちろん、4、5歳の子どもたちにも「どうして」という部分を十分に理解させてくれます。

この絵本を導入にして、中高学年には、今年の4月に出た『プラスチックモンスターをやっつけよう!』(クレヨンハウス)、一昨年の12月に出た『クジラのおなかからプラスチック』(旬報社)などを紹介してもいいでしょう。

ちなみに、教文館も7月1日から袋が有料となります! みなさまもエコバックご持参で、ぜひこの絵本を買いにいらしてください。(く)