皆さま大変お待たせいたしました。吉田新一先生の“連続講座・絵本の愉しみ”の第3巻『イギリスの絵本(下)』が刊行されました。今回はエドワード・アーディゾーニやジョン・バーニンガム、クエンティン・ブレイクなどのおもに第2次世界大戦後に活躍して素晴らしい絵本を数多く生み出した作家が取り上げられています。とはいえ、本の半分以上を割いて解説されているのは、吉田先生のご専門であるビアトリクス・ポターについてです! ポター研究の第一人者ジュディ・テイラーさんが1993年に来日されて青山学院大学でお話されたときの講演録も掲載。本邦初紹介の講演録は見逃せません。
そして、『イギリスの絵本』上下巻完結を記念して、吉田新一先生のお話を聞く会を2019年3月3日(日)に教文館で開催することになりました。たくさんの引き出しをお持ちの先生がスライドを交えてしてくださるお話は、いつも楽しい発見に満ちています。本には書かれていないサイドストーリーがうかがえる機会としても大変貴重です。
正式な告知はこれからですが、ナルニア国で『イギリスの絵本』(上巻・下巻いずれも)をお買い上げの方で3月3日の講演会に参加ご希望の方は、ご購入の時点でお申し込みを受け付けます。お気軽にスタッフにお声をおかけください。

『連続講座<絵本の愉しみ>③ イギリスの絵本(下)伝統を引き継いだ作家たち』吉田新一 編著/朝倉書店 2800円+税