本日入荷の最新刊です。「光吉夏弥(みつよしなつや)って、誰?」と思った方も、『ひとまねこざる』や『はなのすきなうし』、「めいたんていネート」シリーズなどの翻訳者と聞けば知っている方も多いと思います。戦後、日本の子どもの本の基礎を作られた方としてお名前は(本を通して)よく知っていましたが、子どもの本の他にどんなお仕事をなさったのか、どのような人物だったのかは謎に包まれています。ご本人が自らについてほとんど書き残しておられないため、研究者でさえもその実像に迫ることは大変難しい光吉夏弥について、元編集担当者が膨大な資料を集めてその足跡を明らかにしようと試みたのが本書です。類書はない、本当に“初の”評伝となります。
ナルニア国では著者の澤田精一さんにオンライン講演会をお願いすることにしました。ご本には書ききれなかったこともたくさんおありかと思いますので、そこはぜひ直接お話を伺うことができればと考えています。募集などの詳細は近日お知らせいたしますので、どうぞ楽しみにお待ちください。

『光吉夏弥 戦後絵本の源流』澤田精一 著/岩波書店 2420円(税込)

☆澤田精一さんのオンライン講演会
10月30日(土)午前開催予定 / 定員70名

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