今年の10月~12月にかけて出たちょっと気になる絵本をご紹介します。
いずれもナルニア国で人気のロングセラー絵本の作家たちの本で、今まで邦訳は出ていなかった絵本ばかりです。
『くまのコールテンくん』のドン・フリーマンの絵本、『やぎのグッドウィン』(福音館書店/1200円+税)
『ねこのオーランドー』の続きのお話、『ねこのオーランドーよるのおでかけ』(好学社/1600円+税)
『おばけのジョージー』の続きのお話、『おばけのジョージーこまどりをたすける』(好学社/1400円+税)
『ごきげんならいおん』のロジャー・デュボアザンの絵本、『みずたまり』(好学社/1600円+税)

他に、『おやすみなさいおつきさま』のクレメント・ハードと妻のイーディス・サッチャー・ハードの共作『きれいずきのマグスおばさん』(大日本図書/1400円+税)は、イラストたっぷりの楽しい幼年童話です。
『うちの弟、どうしたらいい?』(岩波書店/1400円+税)は、『ねこのホレイショ』『パイパーさんのバス』などの愉快な動物物語が紹介されてきたエリナー・クライマーが、少し年上の子どもたちに向けて書いた作品です。
これらの本に共通するのは、どれも小宮由(こみやゆう)さんの翻訳だということ! 原書は古くてもまだまだ日本に紹介されていない楽しい本がこんなにいっぱいあるのですね~。私は特になんでもゴシゴシ洗ってしまう『きれいずきのマグスおばさん』のお話が気に入りました! みなさんもぜひ店頭で見かけたらお手に取ってご覧くださいませ。