『かいじゅうたちのいるところ』『まよなかのだいどころ』と並ぶセンダックの代表的3部作の1冊“OUTSIDE OVER THERE”――1983年に脇明子さんの翻訳で紹介されてから品切れと再販を繰り返してきたこの本が、ついに版元を変えて新訳で刊行されることが決まりました。翻訳者は詩人のアーサー・ビナードさんです(出版社は偕成社)。

実は先日、本になる前のゲラを拝見したのですが、まずはその色の美しさに驚きました。これは以前のものと比べて一見の価値ありです! そして脇明子訳とは全く違う翻訳にもびっくり。ビナードさんは長い時間をかけてこの絵本の翻訳に取り組まれたと伺っていますので、新訳についての思いを聞いてみたいとお願いをしたところご快諾いただけました。センダックファンの皆さま、ぜひこれは聞かねばなりませんよ~。お忙しい年末とは思いますが、どうぞ日程を開けておいてくださいませ。

『父さんがかえる日まで』(新訳“OUTSIDE OVER THERE”)刊行記念 アーサー・ビナード氏講演会
日時:2019年12月5日(木)午後6時~7時半
会場:教文館ナルニア国店内
定員:60名
※募集の詳細は決まり次第ホームページと店頭チラシでご案内いたします。

書籍の刊行情報は、偕成社のホームページをご覧ください。 11月中旬刊行予定(予価:2000円+税)https://www.kaiseisha.co.jp/books/9784033286204