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内容詳細

新時代の神学を切り拓いた畢生の大著

「近代神学の父」「実践神学の創始者」と称されるシュライアマハーの主著。『信仰論』の通称で知られ、19世紀プロテスタント神学の礎石となった記念碑的著作。従来のキリスト教教説を全面的に問い直し、教会で共有される「敬虔な自己意識」の分析を出発点として教義学の根本的再建を試みる。一時代を画した不朽の名著が、刊行から200年を経て初の日本語全訳で蘇る。

 

「わが国において、神学者としてのシュライアマハーの主著の全貌は、これまでほとんど世人の知りえぬままであった。……シュライアマハーは「近代神学の父」と呼ばれているが、それは彼がオリゲネス以降のキリスト教教義学の伝統を踏まえつつ、名実ともにまったく新しい、真に近代的な形態のキリスト教神学の境地を切り拓いたからにほかならない。そしてそれを成し遂げた記念碑的著作が、まさにこの『キリスト教信仰』なのである。……シュライアマハーはバルトや弁証法的神学によって決して乗り越えられてはいない。本書の完訳によって、シュライアマハーのmagnus opusと真剣に取り組む若い世代の研究者が出てくることが期待される」(訳者による「解説」より)

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書評

原文を正しく伝える古典的名著の初の全訳
〈評者〉川島堅二

本のひろば2021年5月号書評