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内容詳細

実存主義哲学の高峰たるヤスパース思想は、キリスト教からいかなる影響を受けたのか、またキリスト教にいかなる影響を与えたのか。本書はこの課題を、ヤスパースとキリスト教との「近さ」と「遠さ」の間に探りつつ、ブルトマン、ブーリ、ティリッヒ、H・バルト、K・バルトらとの折衝を通して明らかにする。

【目次より】

はじめに――目的、方法、展望

第1部 ヤスパース〈と〉プロテスタンティズム

 第1章 プロテスタントの思想家との同時代的共通性

 第2章 ヤスパース〈の〉プロテスタンティズム

 第3章 マルティン・ルター

第2部 ヤスパースとプロテスタントの思想家たち――近さの中の遠さ

 第4章 ルドルフ・ブルトマン

 第5章 フリッツ・ブーリ

 第6章 パウル・ティリッヒ

 第7章 ハイリヒ・バルト

 補章 ペーター・ヴースト

 おわりに ヤスパースの「自然神学」とその「限界」――ブルンナー、バルト

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