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内容詳細

「クリスチャンになることによつて、人間になり得るのである」

日本人として、プロテスタント・キリスト教を最初期に受容した人物の一人である海老名彈正。彼のキリスト教受容に対しては、植村正久とのキリスト論論争もあり、人間中心・倫理的・キリスト教ヒューマニズムなど様々な評価がなされてきた。しかし本書は、明治維新で階級制度が解体し、「和魂」や「東洋道徳」が解体する時代に、武士道・儒教の伝統を踏まえてキリスト教を受容し、普遍的「人間の完成」を求めて真摯に生きたキリスト者としての海老名を生き生きと描き出す。

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