『ふたりのあした』

『ふたりのあした』
石井睦美 著
理論社 刊
2026年9月 発行
1650円(税込)
158ページ
分類:フィクション
対象:小学校高学年から

“ほんとうの友だち”は小学校ではできないのかなーー

朋美は小学校卒業をあと2か月ちょっとに控え、“ほんとうの友だち”はできないのかな、と考えていました。そんなとき、転校生がやってきました。ちょっと大人っぽい彼女ーー中野さんはクラスに溶け込む様子を見せません。それが気になって仕方ない朋美は、あるとき思い切って学校の帰り道、声をかけましたーー。

うまく言語化できない気持ちを丁寧にすくい取った読後感のよい1冊です。もしかしたら自分にもこんなことがあったかもしれない、なんて思ってしまいます。そのくらい何気ない日常を描いています。朋美と中野さんの関係の進展をどきどきしながら見守るような気持でページを繰りました。

ふたりがお互いに本好きであることをきっかけにして、近づくかんじがよかったです。
学校図書館にはぜひとも所蔵してほしいし、司書の方には上手に子どもに手渡してほしいと思いました。 (す)

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