終戦の日に読みたい本
今日は終戦の日です。81年前に日本がアジア・太平洋で行っていた戦争が、日本の敗戦で終わりました。戦争を体験したことのない世代が国民のほぼ9割になった今だからこそ、国が政治を誤って戦争になったとき庶民が何を体験することになるのか、それを私たちは知らなければなりません。
昨年夏にナルニア国で原画展を開催し、今年第31回日本絵本賞大賞を受賞した『いま、日本は戦争をしている 太平洋戦争のときの子どもたち』(堀川理万子絵と文/小峰書店/4180円:税込み)は、戦争当時に5歳から17歳の子どもだった人たちがどのような体験をしたのかを、彼らの言葉と彼らの見たものを通して読者に示してくれます。「後の人々にこんな思いをさせてはいけない」という語り手一人一人の思いが、読者に伝わる作品です。
いま、日本は戦争をしていません。だからこそ、戦争について冷静に考えることができるはずです。『なぜ戦争はよくないか』--このまっすぐな問いに、あなたはどう答えますか? そして、「兵士になりたいと思ったことはなく、「敵をやっつけろ!」とも「戦争反対!」と叫んだこともない普通の人が、戦争で死んでしまう」ような「まさか」の未来にならないために自分に何ができるのか考えたい人は、ぜひこの本を読んでください。私たちの未来を作るのは、私たち自身なのですから。
『なぜ戦争はよくないか』アリス・ウォーカー文/ステファーノ・ヴィタール絵/長田弘訳/偕成社 1650円(税込み)
『「くうき」が僕らを呑みこむ前に 脱サイレント・マジョリティー』山田健太・たまむらさちこ著/理論社 1430円(税込み)

