神沢利子さん、ありがとうございました

店内フェア

『くまの子ウーフ』(井上洋介絵/ポプラ社/1430円)の作者、児童文学作家の神沢利子さんが2026年10月11日、102歳で亡くなられました。
ナルニア国は今年の最初の企画で、神沢利子さんの絵本『ぽとんぽとんはなんのおと』(平山英三 画/福音館書店/1320円)の原画展を開催し、その時にはこの本を朗読する神沢さんのお声(収録時には101歳)を皆さんにお聞きいただきました。そしてつい最近も、新装版で刊行された『こぶたのブウタ』(理論社/1870円)にサインをいただきましたので、いつまでもいてくださるような思いがしていたのでした……。
ロングセラーが中心のナルニア国において神沢さんの作品は、絵本から幼年童話、エッセイまで欠かすことのできないものばかり。集めてみたらあっという間に平台がいっぱいになりました。やまわきゆりこさん、林明子さん、堀内誠一さん、西巻茅子さん、柿本幸造さん、赤羽末吉さん、薮内正幸さん、片山健さん……本当に多くの方とお仕事をなさったのだと、改めて感じます。

幼少期を北海道やサハリンで育った神沢さんは、北の大地を舞台にした重厚な冒険物語をいくつも執筆されています。1961年に出た『ちびっこカムのぼうけん』(山田三郎絵/理論社/1650円)は、今でも小学校中学年の子どもたちに大人気の物語です。『銀のほのおの国』(堀内誠一絵/福音館書店・品切れ/825円)は「命」の在り方に真正面から向き合った本格ファンタジーの傑作。北方民族の深い自然観・死生観が表された絵本『鹿よ、おれの兄弟よ』(パヴリーシン絵/福音館書店/1870円)は、都会暮らしの現代人に生き方を深く問い直させる作品です。

神沢さんがご自身の幼い頃の体験をもとに書いた自伝的な作品『流れのほとり』(瀬川康夫画/福音館書店/935円)は、美しくて厳しい北の自然と子どもたちの生活の描写が生き生きと印象的で、随所に挿入された瀬川康男さんの動植物のスケッチも見ごたえがあります。まだ読んだことのない方はぜひ! そして、神沢さんの「最初で最後のスケッチ・イラスト集」と銘打たれた『TOSHIKOらくがき帳』(ぶんしん出版/1320円)は、神沢さんの詩やエッセイが楽しめます。見たことのない方は、この機会にぜひ!

神沢利子さんの追悼フェアは、クリスマスがスタートするまでの短い期間ですが、あれこれの作品をお手に取ってご覧いただけたら嬉しいです。

ー・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-・-
配送も承ります。ご希望の方はメールにて下記の要項をお知らせください。
折り返し、送料を含めた代金をお知らせいたします。

・お名前
・お届け先
・お電話番号
・お届け方法【①事前振込/②着払い(手数料別途275円)】

mail narnia@kyobunkwan.co.jp