【店内ミニフェア】いのちをみつめる

店内フェア

「きになる新刊」のコーナーをご存知ですか?✨
スタッフの「きになる」(=注目の、話題の)新刊を取り上げるコーナーで、毎週火曜日に、その年に出版された本の中からランダムに紹介しています📖 そのなかから、スタッフが「テーマ」を決めて選書し、定期的にミニフェアを開催することになりました。前回のテーマは「隣国を知る~韓国・朝鮮の作品を通して ~」。最も、お客様の手に渡った作品は『チェクポ おばあちゃんがくれた たいせつなつつみ(福音館書店)でした。店内フェアで最も手にとられた作品なのですが、つい最近【出版社で品切れ】となってしまったため、今後はお求めいただくことができません。しかしながら、現在店頭で行っている品切れ本フェアで数冊ご用意があります。ご希望の方はお求めくださいませ。
次によく手に取られた作品は、『波の子どもたち』(岩波書店)、その次が『隣の国の人々と出会う』(創元社)でした。

さて、第6回目のテーマは「いのちをみつめる」です。
生きるよろこびを常に心に抱いて生きているという人は、どれほどいらっしゃるでしょう。生きているという「いま」この瞬間に集中することは、つい忘れてしまいがち。
あなたは、どんなときに生きていることを実感しますか? おいしいものを食べているときでしょうか。それとも、見上げた空が美しかったときでしょうか。最も実感するのは「死」を意識するときかもしれません。人も動物も植物も、その一生をいのちいっぱいに生きています。
今回は、尊い「いのち」について、本を通して考えてみませんか。ナルニア国の本棚からのおすすめしたい既刊本に加え、ここ1年の「きになる新刊」でスタッフが紹介した作品をご紹介します。

°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖
~ナルニア国の本棚から~
°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖

「生きているということ いま生きているということ」
📖『生きる』(福音館書店)
絵本を開くと、木にとまった、セミの姿が目に映ります。次のページをめくると、セミは地面の上で天を仰ぎ、アリが群がっていて、それを眺めているであろう、少年の足元と影が見えます。確かにあったいのちが消え去った、その儚さが描かれたページには「生きているということ いま生きているということ」ということばが添えられています。詩人・谷川俊太郎さんの『生きる』という詩の、はじまりのことばです。「生きているということ いま生きているということ」から始まる詩に続くのは……(続きは「こちら」からご覧いただけます。)
様々な〈いま〉の情景から、私たちにいまを生きる喜びといのちの尊さを教えてくれます。


わたしたちはどこから来て、どこへ行くのだろう。生きるとはどういうことだろう。
📖『葉っぱのフレディ』(童話屋)
作者のレオ・バスカーリア博士は「この絵本を死別の悲しみに直面した子どもたちと死について的確な説明ができない大人たち 死と無縁のように青春を謳歌している若者たち」へ贈りたいという言葉をのこしています。編集者である田中和雄さんは、この絵本を「自分の力で考えることをはじめた子どもたちと子どもの心をもった大人たち」に贈りたいという願いをもって出版されました。「生きる」とは「死」とはどういうことなのか、明確に答えることは簡単ではありませんが、本書は「いのち」について、やさしい言葉で教えてくれます。


\「わたしたちが食べているのは生きもの」
📖『食べているのは生きものだ』(福音館書店)
最初のページで、人びとがお肉を頬張っています。そのお肉は、どこからきたのでしょう。次のページを開くと、その答えがわかります。しかし、そこにお店はありません。見開きのページいっぱいに広がるのは、モンゴルの草原で生きる羊たちの姿。「わたしたちが食べているのは生きもの」なのです。本書では、世界で食べられている「生きもの」について、写真で紹介されています。読んでいると、遠い世界の話のように思えるかもしれません。でも、食べているものは、どこからきたのかが見えると、心が揺れ動きます。目をそむけずに現実と向き合うとき、どんな思いが生まれるでしょう。なかには「自分が生きていくために、他のものを殺したくない」と考える人もいて、そのような人たちの考えについても記されています。本書は、出版社で品切れているため、お求めいただけるのは店頭在庫のみです。ラスト1冊のため、ご希望の方はお電話くださいませ。


\「牛を食べるために、いのちをいただき、そしてそのいのちを生かす仕事」
📖『うちは精肉店』農山漁村文化協会
人は食べものとしての肉をみると「おいしそう」と言い、牧場で草をはむ牛を見ると「かわいい」、その牛が屠畜(とちく)される場面になると「かわいそう」といいます。食べものとしてのおいしそうな肉は、どのように、だれがつくっているのか、いまの社会は見えづらくなり、生きものたちの生と死はベールのなかに隠され、いつしか「いのちをいただいている」という感覚を忘れてしまいがちです。本書は「いのち」をいただくことについて、写真とともにリアルに感じさせてくれます。


作者の子ども時代をもとに書かれたお話
📖『おじいちゃんの口笛』(ほるぷ出版)
ぼく(ウルフ)が友人のベッラにおじいちゃんの話をしたら、おじいちゃんがいないベッラはうらやましがり、おじいちゃんがほしいと願いました。ぼくはその願いを叶えるため、老人ホームに向かいます。そこで出会ったのは、ニルスという身寄りのないおじいちゃんでした。ベッラとニルスは、本当の祖父と孫のように仲を深めますが……。お茶目でユーモアがあるおじいちゃんと、無邪気な子どもたちの仲睦まじい姿にあたたかい気持ちになります。大切な人との別れに、ベッラたちはどう向き合ったでしょう。また、タイトルの「口笛」が意味することとは……。

—————————————————————————————————————————————

ギターがきこえてくるたびに、あかるくて気さくな灯台守カイのことを思い出す。
📖『黒ねこサンゴロウ5 霧の灯台』(偕成社)
カイは言った。「ねえ、サンゴロウ、きみ、なんのために生きてる?」ーー「わからない」と答えたサンゴロウに、カイが伝えたこととは何でしょう。そして、カイが抱える、ある悲しい秘密とはーー。黒ねこサンゴロウシリーズの5作目ですが、1作目から読んでも、本作だけ読んでも、お楽しみいただけます。心の深いところに響く作品です。


°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°°˖✧°˖°˖✧°˖°˖✧°
~「きになる新刊」で紹介した作品から~
°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°˖✧°°˖✧°˖°˖✧°˖°˖✧°

⭐タイトルをクリックすると、紹介記事をご覧いただけます。

科学が暴走する怖さに気づく カーソン入門にして重大な問題提起
📖『すごい古典入門 レイチェル・カーソン『沈黙の春』 科学に「いのち」は見えてるの?(中央公論新社)

世界中の子どもたちからの「死」のギモンにこたえます!
📖『死って、なんだろう? 子どもたちからの38の質問(創元社)

容疑者とその家族の葛藤ーーカーネギー賞作家が詩で紡ぐ、命の物語
📖『ムーンライズ(岩波書店)


このほかにも「いのち」について考えさせられる作品などをピックアップし、ナルニアホール前の「きになる新刊」棚にてミニフェアを開催中です。この機会に、お手に取ってご覧いただけたら嬉しいです✨読み終えたとき、あなたの心にどんな思いが残ったのか、もしよかったら教えてください。(み)

🍊お問い合わせやご注文はこちらです。