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内容詳細

ヘブライ語、アラム語の世界的権威による画期的な翻訳!

紀元前後のユダヤ教また新約聖書の背景を知る上で不可欠な死海文書。
その中から最も重要な「創世記外典」「ハバクク書注解書」「共同体の規約」を精選して翻訳。

アラム語で書かれた「創世記外典」は聖典の「創世記」を、著者が想像を膨らませ、創世記をめぐって当時流布していた伝承を取り入れて創作した「当世風創世記」と呼んでもよい文書である。学界ではrewritten Bibleと呼ばれることもあり、死海文書の中には他にも幾つか例がある。残りの二書、「ハバクク書注解書」と「共同体の規約」はどちらもヘブライ語で書かれているが、前者はこれも死海文書の中にかなり多くの例のある文書群の一つで、後者は死海文書の中のかなりのものを執筆し、あるいは教団成立以前に遡る文書を書写し、またそれを読んだクムラン教団の憲章とも言える内容的に極めて重要な文書である。(「はしがき」より)

編訳者紹介 村岡崇光(むらおか・たかみつ)
1938年生まれ。東京教育大学、ヘブライ大学などで学ぶ。英国マンチェスター大学、オーストラリア・メルボルン大学、オランダ・ライデン大学でヘブライ語とその関連語を教える。2017年、英国学士院よりヘブライ語文法並びに七十人訳の分野での研究功績に対して、同年度のバーキット・メダルを授けられた。2014年、日本聖書協会より聖書事業功労賞を受賞。
著書 『わたしのヴィア・ドロローサ』(教文館、2014年)、『イエスは何語を話したか?』(共著、教文館、2016年)、『聖書を原語で読んでみてはじめてわかること』(いのちのことば社、2019年)ほか。

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書評

古代ヘブライ語、アラム語の世界的権威による画期的な翻訳
〈評者〉山我哲雄

(本のひろば2022年11月号書評)