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内容詳細
教派を超えて受け入れられる信仰内容を、豊富なたとえを用いながら解説！
神学が自由にして創造的な学問であることを教えてくれる、最良の手引き！
『キリスト教史』『キリスト教思想史』（以上、新教出版社）、『キリスト教神学基本用語集』『これだけは知っておきたい キリスト教史』（教文館）などで知られる著者による書き下ろし。
「誰かが恋に落ちるとき、それは、その人こそが自分の愛すべき人だと論駁不可能な論証によって確信させられたからではありません。あるいは綿密な計算の結果、この人が一緒に暮らすのに一番よい人だという結論に達したからでもありません。人が恋に落ちるのは、単にそうなったから、説明不可能な『わけ』によってです。同じように、人が信仰に達するのは、信仰を論証する一連の合理的な証明を通じてではなく、むしろ聖霊が、これもまた説明不可能な『わけ』で、信仰へと導いたからなのです」。
【目次】
はじめに
読者への公開書簡
序章 信仰を理解する
変わりつつある教会
信仰とは何であるのか
教理を理解する
考察と議論のための手引き
第1章 啓示
自然および歴史のうちにある神
聖書はどのように神を啓示しているのか
聖書は私たちをどのように解釈するのか
考察と議論のための手引き
第2章 三位一体の創造主なる神
創造の教理を理解する
三位一体の教理を理解する
考察と議論のための手引き
第3章 人間
他者とつながり、愛するために造られている
耕し、耕されるために造られている
管理するために造られている
考察と議論のための手引き
第4章 贖罪──イエス・キリストと新しい創造
罪に堕ちた被造物においてキリストを見る
受肉したキリストを理解する
新約聖書の物語を通じてイエスを理解する
信仰義認と予定について理解する
考察と議論のための手引き
第5章 聖性の霊としての聖霊
聖霊とは
霊の賜物を理解する
聖霊と聖化
聖霊はどのようにして働くのか
考察と議論のための手引き
第6章 教会──聖霊の共同体
教会とは何か
教会はどのようにして清くなるのか
「公同の（catholic）」教会とは何か
教会の使命（mission）を理解する
考察と議論のための手引き
第7章 教会における礼拝
礼拝について聖書が私たちに教えていること
多様な礼拝のあり方を求めて
考察と議論のための手引き
第8章 洗礼と聖餐
洗礼をめぐる相違
洗礼が意味していること
聖餐に関する異なった信仰
聖餐は何を意味しているのか
考察と議論のための手引き
第9章 キリスト教的希望と終わりの時
希望を持って終わりの時に備える
出発点は神の愛
平和と正義を擁護する者となる
考察と議論のための手引き
第10章 信じることと生きること──キリスト教的生活
考察と議論のための手引き
訳者あとがき
