コリントの信徒への手紙二講解〔下〕 -6─13章-

今や、恵みの時、今こそ、救いの日！
こころに響く珠玉の言葉が散りばめられていながら、緒論問題の複雑さから講解説教をすることが難しいコリントの信徒への手紙二。穏健な立場に立ちながら、この手紙の魅力を存分に説き明かした講解説教集。全2巻で刊行。

「私の説教のスタイルは、とにかく御言葉の論理を丁寧に追いつつ説き明かすことです。御言葉に力があると信じていますから、とにかく御言葉を丁寧に説き明かすことに力を注いでいます。同時に、説教は単なる御言葉の解説ではなく、教会の公同礼拝で、神の民に対して語られるものです。一週間の旅路を終えて、神の言葉を求めて集まっている神の民に対して語られるという意味で、そこには当然、会衆との対話性が求められます。集っている生ける魂に対して語られるのが説教です。」（「あとがき」より）

【目次】
6章1─2節
神の恵みを無駄にしない
6章3─10節
教会の働き人
6章11─16節b
心を広くしよう
6章16節b─7章4節
神を畏れ、聖なる者となる
7章5─10節
神の御心に適った悲しみ
7章10─16節
交わりの回復
8章1─7節
自発的な施し
8章8─15節
主の貧しさのゆえに
8章16─24節
教会の奉仕者たち
9章1─7節
惜しまずに蒔く者は、豊かに刈り取る
9章6─15節
恵みに満ちあふれて生きる
10章1─6節
私たちの戦いの武器
10章4─11節
造り上げるための権威
10章12─18節
主から推薦される人
11章1─6節
神の熱い思いをもって
11章7─15節
自分を低くして
11章16─23節b
何を誇りとして生きるのか
11章23─33節
パウロの苦難
12章1─10節
自分の弱さを誇る
12章11─18節
教会に対するパウロの愛
12章19─21節
あなたがたを造り上げるため
13章1─4節
神の力によって生きる
13章5─10節
自分を吟味しなさい
13章11─13節
最後の勧告

あとがき