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内容詳細
グローバル化する現代世界の中で、キリスト教はこれからどこへ向かうのか?
信仰の有無を問わず、教養としても学べる神学総論。
最新の議論を一冊で網羅!
神学諸科の構造、神の実在、聖書とその解釈、教理の体系、信仰の本質、自然科学との対話など──諸科学との対話を通して、キリスト教の思想・制度・歴史を批判的に考察しながら、その現代的意味を学ぶ。学術的神学の可能性を切り拓く画期的な書。
「キリスト教神学は人々が「より真実に神を理解する」ように導くべきです。人々を無知と知ったかぶりの偏見から解放すべきです。神・他者・この世界との関係における批判的で創造的な思考へと解き放つべきです。神学によって人々は、人間経験の宗教的次元をよりよく知り、多種多様なキリスト教的経験についての知識を深め、宗教的なものを含めたすべての人間的組織の否定的および破壊的側面をより批判的に考察し、既存の宗教的伝統の中にある問題を含む要素を見分けられるようになることで、神学の方法と規範への理解を深め、それぞれの宗教的信仰あるいは宗教への関わり方とは何かということの理解をより適切に表現できるようになるはずです」(「著者まえがき」より)
【目次】
著者まえがき
謝辞
略語表
凡例
はじめに──神学への道
第Ⅰ部 キリスト教神学
第一章 キリスト教のさまざまな伝統
第二章 キリスト教神学のさまざまな伝統
第三章 キリスト教神学とは何か?
第Ⅱ部 キリスト教神学の対象
第四章 神についての自然知識
第五章 自然神学と哲学的神学
第六章 無神論
第七章 特殊啓示とキリスト教信仰
第八章 キリスト教神学の資料と規範
第九章 聖書を解釈する
第十章 救済史の中心としてのイエス
第十一章 特殊啓示におけるさまざまなテーマ
第三部 大学の中のキリスト教神学
第十二章 大学の学術分野としてのキリスト教神学の形成
第十三章 キリスト教神学の下位分野
第十四章 キリスト教神学と人文科学
第十五章 キリスト教神学と自然科学
著者あとがき(原著第二版)
人物解説
用語解説
主要参考文献
人名索引
事項索引
聖句索引