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内容詳細

イスラエル国内の分断・偏見・差別、
移民2世・3世が問われるアイデンティティ――
「ユダヤ人約束の地」が内側に抱えるジレンマと、温かく熾烈な日常

建国から73年。パレスチナとの確執を抱えながら、多くの移民・難民の移住先となってきたイスラエル。一枚岩に見える国内には、超正統派や宗教シオニストといった宗教者と、宗教とは距離をとる4割の世俗派、出身地域や移民時期、エスニシティなどによる複雑な分断が生まれている。伝統と多様性の交差点に暮らす、一人ひとりの物語。

「イスラエルを心から“祖国”だと思える日がくるのだろうか」
エッセイとグラフィックノベルで綴る、知られざるイスラエル

●目次●
はじめに

グラフィックノベルで架橋する社会
中東に跳び込む 戸澤典子 from バヴア
「二重の移民」を生きる 井川・アティアス・翔 from バヴア
イスラエルってどんな国?

エルサレム・ビーン
ただいま
声たちが見える
アーク

イスラエルの日常を描く(イスラエル人アーティストへのインタビュー)
ルトゥ・モダン
アサフ・ハヌカ
ギラッド・セリクター
ヤルデン・ヴァッサ

おわりに

バヴア(Bavuah)
井川・アティアス・翔と戸澤典子が2017年にイスラエルで設立したグラフィックノベル制作ユニット。
井川はイースタン・メノナイト大学で紛争解決の修士課程修了、戸澤は東京大学大学院総合文化研究科博士課程後期に在籍。それぞれ社会学の知識を生かしながら、イスラエル・パレスチナの様々な人びとのストーリーに耳を傾け、マンガ作りに励む。今後は活動の場を日本へ広げ、日本の人々の多様性を描いていきたい。

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