税込価格:4070円
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内容詳細
キリスト教女性論を再構築する精緻な研究
古代・中世のキリスト教世界において、女性はどのように描かれ、どのように理解されたのか。時代を証言する図像や文献の間隙から、従来の研究とは異なる多様な女性像を丹念に抽出する気鋭の論考集。男性中心の歴史の背後に紡がれた女性たちの歴史を再発見する試み。
2022年に開催されたキリスト教史学会大会シンポジウムに基づく論集。
【目次】
本書企画の趣旨(山田望)
第1章 ローマの初期キリスト教美術における女性像(山田順)
第2章 古代アレクサンドリア思想の系譜に見る女性イメージの成立と発展(出村みや子)
第3章 ペラギウス派の女性信徒イメージと救貧活動の奨励(山田望)
第4章 書簡に映し出された司教アウグスティヌスと女性たち(出村和彦)
第5章 ミケランジェロより千年早く(足立広明)
第6章 エクレシアとキリストの結婚(nuptialis copulatio)(坂田奈々絵)
第7章 グレゴリオス・パラマスのマリア像(袴田玲)
第8章 ビザンティン中期から後期への聖母イメージ(清水美佐)
第9章 西洋中世の「敬虔な女性たち」(後藤里菜)
あとがき(山田望)
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