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内容詳細

「民藝」という言葉が生まれて百年、日本を代表する批評家がその本質に挑む本格評伝

民衆の日常で使われていた雑器を「民藝」と名付け、その美の中に「救い」を見出した柳宗悦。なぜ柳は民藝に究極の美を見いだしたのか、なぜ美は人を癒やし、救いへと導くのか。文学・哲学・宗教など様々な分野の人物と交流のあった柳の生涯と彼の代表作を時系列で追いながら、近年知られるような美術評論家としてではなく、宗教哲学者としての柳宗悦の全体像を描く。

【目次】

第Ⅰ部 前半生

第1章 柳宗悦の原点 目には見えないもの

第2章 神の探究 宗教哲学という道

第3章 朝鮮の友へ 美は心と心をつなぎ直す

第4章 木喰仏 美と信は一つである

第5章 民藝誕生 名もなきものに美は宿る

第6章 日本民藝館 美は人々を待っている

第Ⅱ部 後半生

第7章 琉球の富 民藝新生のとき

第8章 手仕事の意味 真の美を生み出すもの

第9章 美の法門 救いは誰にも開かれている

第10章 南無阿弥陀仏 祈りのなかで生きる

第11章 心偈 求道の言葉

第12章 柳宗悦の悲願 美に生かされる

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