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内容詳細
宗教に予備知識を持たない大学生を対象に、仏教やキリスト教などの伝統宗教と、それらをもとに派生した新宗教・新新宗教について、必要なことを手際よくコンパクトに解説したテキスト。各宗教の創始者が信仰の道に進んだきっかけや、それぞれの宗教の考え方や儀式といった特徴だけでなく、現代社会に与えている影響についても述べる。
はじめに
第1章 宗教の分類について――創唱宗教と自然宗教の違いなどについて
第2章 仏教について
第1節 釈尊の出家と成道
第2節 釈尊の最初の説法
第3節 釈尊の説法の特徴
第4節 釈尊の根本的立場である四法印と中道、そして釈尊の入滅について
第5節 仏教の根本分裂と説一切有部
第6節 大乗仏教と仏塔崇拝
第7節 中観派と唯識派
第8節 インドにおける仏教の衰退
第9節 中国と日本の仏教概説
第3章 キリスト教について
第1節 キリスト教についての予備知識
第2節 イエスの生い立ちと活動の開始
第3節 イエスの教え
第4節 奇跡(奇蹟)といやし
第5節 律法学者とパリサイ人批判
第6節 イエスの死と復活
第7節 イエスの死の意味
第8節 その後のキリスト教発展のターニングポイント
第4章 イスラームについて
第1節 ムハンマドの生涯
第2節 イスラームの啓典『クルアーン』とは
第3節 ムスリムは何を信じるのか
第4節 ムスリムの信仰行為
第5節 シーア派とスンナ派
第6節 イスラーム法について
第7節 パレスチナ問題について
第5章 儒教について
第1節 儒教の宗教性について
第2節 儒教における魂と魄
第3節 中国と日本における仏教と儒教の関係
第4節 生命の連続の自覚としての孝
第5節 儒教における孔子の歴史的位置
第6章 神道について
第1節 「神道」という言葉の起源
第2節 神道の分類
第3節 神道にはもともと聖典は存在しなかった
第4節 神道は多神教であり、日本の民族宗教である
第5節 神道における関数主義
第6節 「カミ」とは何か
第7節 神道における罪
第8節 禊と祓
第9節 神道の世界観
第10節 神道における神人相依観
第11節 靖国神社についての私見
第7章 新宗教について
第1節 新宗教の定義と分類
第2節 日本は世界で最も宗教の多い国である
第3節 伝統宗教と新宗教の違い
第4節 「旧」新宗教の分類
第5節 新新宗教について
第6節 精神世界について
第7節 オウム真理教についての私見
第8節 旧統一教会(現 世界平和統一家庭連合)についての私見
おわりに
主要参考文献
索 引