税込価格:9350円
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内容詳細
これが《ラディカル・オーソドキシー》だ!
本書は、教会中心主義的なポスト・リベラル神学を主張する「ラディカル・オーソドキシー」の狼煙となった問題作。アングロカトリックの社会的伝統に連なる断固たるキリスト教社会主義者の面目躍如たるものがあり、また様々な現代思想との対論は極めて刺激的である。初版は1990年、本書は2006年の第2版に基づく待望の邦訳。
「キリスト教信仰はキリスト教的実践の中にある。キリスト教信仰は、神が世界を贖うためにどのように語るのかについてのメタナラティブを繰り返し、実践することによってのみ、神と創造を確信することができる。歴史を中断させる対抗歴史的なメタナラティブを明らかにすることで、社会的存在論を体現する独特な実践である、対抗的倫理を明らかにし、義務と徳を説明することもできる。また、言葉に言い表しがたい美的な「イディオム」を明らかにすることもできる。」(本書より)
【目次より】
序論
第Ⅰ部 神学と自由主義
第1章 政治神学と新しい政治学
第2章 弁神論と闘争論としての政治経済学
第Ⅱ部 神学と実証主義
第3章 社会学(1)――マルブランシュからデュルケームへ
第4章 社会学(2)――カントからウェーバーへ
第5章 崇高なものを規律する――宗教社会学批判
第Ⅲ部 神学と弁証法
第6章 ヘーゲルに賛成し反対する
第7章 マルクスに賛成し反対する
第8章 超自然的なものを基礎づける――現代カトリック思想のなかの政治神学と解放神学
第Ⅳ部 神学と差異
第9章 科学、権力、リアリティ
第10章 存在論的暴力あるいはポストモダンの問題
第11章 美徳の差異、差異の美徳
第12章 もう一つの国――社会科学としての神学
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