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内容詳細

古代の教父や中世の神学者・キリスト教思想家たちは、聖書をどのように受けとり、ギリシア哲学などを用いて解釈して深めたのか。ニュッサのグレゴリオス、アウグスティヌス、トマス・アクィナスなどをたどり、彼らが奏でた霊的ハーモニーを探求する。

【目次】

第1章 ギリシア教父の思索
第2章 フォーティケーのディアドコス───東方キリスト教における霊の息吹き(エネルギー)と根源的人間
第3章 ニュッサのグレゴリオスにおける「神の似像」─── エペクタシス表現を契機として
第4章 ニュッサのグレゴリオスの『雅歌講話』が披く地平
第5章 擬ディオニュシオスの言語表現「神秘」をめぐって
第6章 アウグスティヌスによる愛の巡礼の物語り──私の重さは私の愛(XIII.9.10)
第7章 近み・ゆえ・われ在り(propiusvenis, ergo sum) ──アウグスティヌス『告白』Ⅹ巻「記憶論」を手がかりとした自己探究
第8章 恩恵的行為論の披く「存在と人間」理解 ──トマス・アクィナスを通じて
第9章 マイスター・エックハルトの説教における帰属の類比の用法

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