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内容詳細

寺田寅彦の災害論、そして親鸞、道元、柳宗悦、鈴木大拙らの思想、さらには源氏物語や宮澤賢治、和田三造という文学・絵画の芸術面から、日本人の自然観と宗教観を読み解き、キリスト教との接点を探る。

 

序論 自然の内に生きる――日本的神秘主義の原郷を探ねて(加藤信朗=首都大学東京名誉教授)

Ⅰ 総 論――日本人と宗教
第1章 日本人の自然観と神仏(竹内整一=鎌倉女子大学教授)
第2章 日本的霊性の根本的特徴(岩田靖夫=東北大学名誉教授)
第3章 「日本人とキリスト教」の問題系に向けて――柳宗悦の宗教観(鶴岡賀雄=東京大学教授)

Ⅱ 福音宣教の土壌としての日本
第4章 A・ヴァリニャーノの適応主義と『日本のカテキズモ』(桑原直己=筑波大学教授)
第5章 キリシタン版『ひですの経』の「アニマ」論が意味するもの(折井善果=慶應義塾大学専任講師)
第6章 小崎弘道の「国家主義的」キリスト教(坂井悠佳=横浜共立学園中学校高等学校教諭)
第7章 新井奥邃の人生遍歴と生活思想――儒学とキリスト教信仰との連動性の体現(阿部仲麻呂=日本カトリック神学会評議員)
第8章 禅とキリスト教神秘主義――鈴木大拙の解釈を中心に(蓮沼直應=筑波大学大学院)

Ⅲ 日本文化の深層とキリスト教
第9章 無名の霊性――源氏物語における人間理解と宗教(田畑邦治=白百合女子大学教授)
第10章 パウロと親鸞の霊性(高山貞美=上智大学准教授)
第11章 日本人とキリスト教美術――和田三造のイエス画伝を中心に(保坂ひろみ=白百合女子大学講師)
第12章 宮澤賢治における仏教とキリスト教(宮澤健太郎=白百合女子大学教授)
第13章 祖先崇拝とキリスト教(ムケンゲシャイ・マタタ=オリエンス宗教研究所所長)

監修者あとがき
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