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内容詳細

新島八重の知られざる「生きがい」に迫る!

茶道は、江戸時代を通じて、九分九厘が男性のものでした。ところが、現在では、逆転して八割かそれ以上が女性の嗜み事です。ではなぜ、女性中心の茶道界になったのか。またそれはいつからなのか。こうした状況をつくり出した原点に、裏千家十三代圓能斎宗室と新島八重がいます。
 大河ドラマの破天荒なヒロインとして脚光を浴びる新島八重ですが、夫・新島襄(同志社創立者)の死後、孤独になった八重を自立した後半生へと導き、八十八歳で永眠する間際まで支えたのは茶の湯だったのです。
 四十八歳と遅い裏千家入門を果たした八重ですが、その後の修業はすさまじいの一言。直筆の「茶 手前覚」に点前稽古の段取りや注意点を細かく書き記していくこと凡そ百ページ!異例のスピードで許状(稽古を許されること)を得て上級へと突き進む八重の不撓不屈の精神が見て取れます。
 新島八重の知られざる女性茶道家としての一面を初めて描き出すのは、裏千家 茶道資料館副館長の筒井紘一氏。「茶 手前覚」や八重ゆかりの茶道具、茶室などを読み解くカラー口絵は必見です。茶道の経験がないひとでも八重を通して近代史の秘話を存分に楽しめる一冊です。(小学館HPより)

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